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月曜日は愛知レッスンの2日目。今回も多くの方にお越し下さり有難うございました。
今回で丁度一年ほどになる方がおられたし、昨年の11月に愛知レッスンを始めたため、うちにお越しになるようになって一年ほどの方が何人かおられる。また、今回初めてお越しの方もおられた。
一年ほどになる方はもともとよく弾ける方だったのだけれども、今回素晴らしく良いモーツアルトを聴かせて頂くことができた(^^)。教えるほうにとっては、良い音楽を聴かせてもらえることが一番の楽しみと言える。お越し下さる方も一生懸命練習なさると思うし、わたしだって精魂込めてお話させて頂いているのだから、それが形になるのはとても嬉しい。
逆に好き勝手にガチャ弾きするようになっていくと、がっかりするし、泣きたくなるし、投げ出したくもなる。それでは分かり合うことは無いからよそに行ってくれと。
良い音楽とは。演奏者の自意識ではなくて、モーツアルトならモーツアルトが見えること。わたし自身が自意識の強い演奏をする傾向にあるので他人のことは言えないのだけれども、変に個性のある演奏は好ましくないと思うようになった(やっとそれがわかるようになった。演奏家に個性は不要)。シェリングがすごいのは究極の個性の無さなんだと思う(ご本人は自意識の強い方だったようだけれども)。
お越し下さる方が、また、HPをご覧下さる方が、良い音で作曲家の見える演奏をして頂ければと思う。それを聴けるのを楽しみにしている。
今回はBAMのミニケース(BAM 2003XL HighTech Overhead Violin Caseのことです。飛行機の機内持ち込みできることになっているケースです)で愛知レッスンに来た。
ゴムバンドで楽器用のケースに弓ケースをくくりつけます。
楽器用のケースだけは持ち歩くことがあったのだけれども、弓ケースをつけて良い弓を入れて出かけるのは今回初めて。今回はダブルケースの必要はなかったし、ヴィオラも持ってくる必要がなかったので、最も軽く運ぶことのできるケースで。
こんな袋が付属しています。2本入れるので限界。
フェティークとユーリの2本をプラスティックの筒に入れてヴァイオリンケースの胴体にゴムバンドで留める。それなりに高額な弓ではあるので本当に大丈夫なのか不安だったけれども、まあやってみるかと。ショルダーベルトを外さないとバンドで留められないのはちょっと誤算でちょっと面倒。
結果としては非常に快適です(^^)。弓にも全く問題は生じなかったし、軽いし、場所も取らないし。新幹線の網棚の上に上げても充分コンパクトであるし(新幹線のN700系は大して揺れないので、最近は網棚の上に上げてしまいます。その方が蹴飛ばされるリスクが無いから。ただ、途中駅では他の方の荷物に引っ張られてしまわないか緊張する)。
帰りの新幹線でヴァイオリニストの方に「どこで買われましたか?」と声をかけられてしまった(「とても欲しい」とおっしゃっていた)。
本当に国内線の飛行機で大丈夫かわかりませんが、需要ありますよ。楽器店さん、ぜひ輸入を。