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木曜日は教える方のレッスン。お越し頂いた皆さま有難うございました。
今回、楽器についてのご相談を複数頂いた。弦楽器フェアにお出かけになった方で、いろいろご覧になって、でもよく分からなくなったというようなお話も頂いた。
レッスンのページに記述の通り、わたしの方で楽器の紹介は通常行わない。これはかつて長野県の松本でレッスンをやっている時に不快な思いをしたため。楽器店からももっと生徒に楽器を売れという雰囲気になったし、生徒さんからも購入した後でいろいろ不満を言われたりしたから(その楽器店はその後倒産しました)。
ヴァイオリンの世界では「楽器は先生に選んでもらえ」という雰囲気があるが、うちではそれはやりたくない。けれども、「楽器店選び」がまず難しい面があるので、お尋ね頂ければレッスンにお越し下さっている方には、わたしの利用している楽器店名を紹介するし、その際には「石田の紹介で」と言って下さって構わない(多分、分かって下さると思う)。また、候補の楽器を弾いてお聴かせすることはやらせて頂くことができる。
残念ながら、有名な製作家で、真贋が確かで、良い音で、安い楽器という虫のいい話は無い。けれども、「良い音で安い楽器」なら時々見つかるので、そういうものを購入なさることをお勧めする。楽器選びも技術であり、ご縁でもあるので、時間をかけて展示会などを見ながら、自分で選んで頂きたい。それが一番納得いく買い物になるのだから。
わたし自身がヴァイオリンに限らず楽器を購入する時に行っていること。
「音に驚ける楽器か?」
最初に音を出した時に、何らかの面で驚いた楽器ならOKと言える。良い楽器は値段によらず「おお!」という面があるもの。
ご参考になればと。楽器選びは本質的には5秒でできるもんなんです。