ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

レッスン(教える方)

木曜日は教える方のレッスン。6コマと多くの方にお越し下さり感謝です。

今回も「楽器を鳴らす」というお話をさせて頂いた。いつもお話しする考え方は単純で、「ロスなく身体のエネルギーを音に変えること」と、「極力ヴァイオリンの振動を邪魔しない」ということ。音色の考え方も漠然と「良い音」ではなく、「一定の音」、「軽い力で大きい音が出ること」、「極力、ノイズの少ない音」と物理特性で説明しているつもり。

そのためには「できるだけ身体の中心に近い部分から動かそうとすること」、「できるだけロスのない持ち方・弓の動かし方をすること」、「できるだけ身体を緩めること」がやるべきことになる。

考え方は簡単だけれども(と思っている)、実際に習得するのはなかなか難しいかと思う。実際、レッスンでも最初にこのお話をして、当分同じ話を続けることが多い。強からず弱からずの適切な加減はお伝えしにくいところ。

わたし自身はいろんな先生に教えて頂きながら、また、非常に良い楽器や弓を弾かせて頂く機会を得ては、教わったことを確認しながら得たもの。また、名人たちの発言や映像を見ながら確認していったもの。

これから弦楽器フェアなど展示会のシーズンになるが、こういった機会を見つけては良い楽器を弾いて確認して頂きたいと思う。良い楽器を弾けば一発でわかることもあるのだから。

 


 

レッスンでお話しすべき事

レッスンでは音程を指摘することはそれほど多くやらない。良い音程で弾けるための手の形や動かし方についてはうるさく事細かく指摘するけれども、音程が高い・低いと言った話はよほどのことがなければあまり指摘しない。音程のチェックはチューナーで自分でやって頂ければ済むことだから。

レッスンはご自身が気がついていないことや、ご自分では見つけにくいことをお話しすることに価値があると考えている。もちろん、音程が高い・低い、音を大きく・小さくは頻繁に指摘されることであるし、大切なことではあるけれども、適切でない手の形で音程を高い・低い指摘したり、貧弱な音色や音量でデュナーミクを指摘しても無意味なことと思う。

どうなんだろう。根本的な条件が満たされていないのに、やはり、音程を高い・低い、大きく・小さくと言った方が良いのだろうか?それだけで1時間過ぎてしまうレッスンはどうなんだろうか?最近考えていること。



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