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水曜日は教える方のレッスン。今回は別の日への変更の方や、ご都合が悪くなってしまった方などがおられ、4コマと少なめとなった。お越し下さった方々有難うございました。
わたし自身もあまり調子が良くなかったため、やや不本意なレッスンになったと思っている。ヴィオラ弓をここのところ多く弾いているためか、右手の親指の付け根が最近痛くなってしまった。また、ヴァイオリンを持つのもよっこいしょ、立ち上げるのもどっこいしょだったので、体調も良くなかったと思う。
20時のレッスンの前に、いったん寝た。少しよくなった気はする。
姿勢・持ち方のお話。ある方にレッスンでお話させて頂いたし、レッスンにお越し下さっている別の方からメールでご質問を頂いた。
姿勢・楽器や弓の持ち方は教える上で最高の難易度。しかも、少し油断をすると悪い方向に進むし、少し気を抜くと変な持ち方になる。それは、自分自身でもそうなので、鏡を見ながらといつも練習する必要があると思う。しかも、ひとによって持ち方は違う。決定的な結論はないということ。
できるだけ姿勢・持ち方についても、「手のひらを中心に」「曲げず・伸びず」など基本的な考え方をお伝えするようにはしているが、必ずしもすぐに直るとは限らない(というか、直すにはかなり時間がかかる。曲を多く弾く方などは特に時間がかかる)。小手先のことで直しても直らないので、根本的なところから直すことになる。わたし自身も、楽器の位置も弓の持ち方もかなり変えたので、その困難さはよくわかる。
けれども、姿勢・持ち方が全ての基本になるため、ここが良くないとどこかで壁に当たることになる。名演奏家達が姿勢や持ち方を重視するのもそのためだろう。
ひとによっては、肩当てを外して練習して頂く場合もあるし(当然、当面はまともには弾けなくなる)、ある時点で無理にでも持つ位置を変えて頂くこともある。その時点で弾きやすいことと、理想的な位置とは必ずしも一致しないから。
極力、変な姿勢になっていないか、鏡を見ながら練習なさって頂きたいと思う。