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水曜日は教える方のレッスン。今回は5コマと比較的少なかったので、かなり余裕のあるレッスンができた。ヴァイオリンを初めて触るところから始めた方が、良い音になってきて嬉しい限り(^^)。
今回、右腕の肘の高さに若干問題があったため、そこを直して頂いたら途端に良い音になった。もちろん、これまでの積み重ねが無ければできないことだが、良くなってくると、弓の持ち方や身体のバランスなどちょっとした加減でもっと良くなる。
良い音になってくると教える方としてもとても嬉しい。
火曜日は楽器のお勉強。新作楽器でめちゃくちゃによく鳴る楽器を触らせて頂く。新作楽器でありながら、部屋中に太い音で響き渡り、しかも泣ける音が出る(この楽器の製作者名は明かせませんので、悪しからず)。この楽器は弓でも大きく音が変わる(金べっ甲のフェティークを弾いた。良い音(^^)←欲しくなりそうで危険なひと)。良い楽器の証拠。
新作だからダメ、オールドだから良い、というのは成り立たないことを改めて実感した。製作年代や製作国に関係なく、良い音の楽器もあればそれほどでもない楽器もある。
もちろん名の通ったオールドイタリーは素晴らしい音の楽器が多い。だけれども、イタリアの楽器だから良いわけではないし、古いから良いわけでもない。オールドイタリーという言葉に酔ってはいけない。文字にしうる情報(ブランドや来歴など)に惑わされず自分の耳で楽器を判断するべきと思う。
上記に関連して楽器を選ぶことについて。こちらはちょっと愚痴。
時々、楽器の選定についてメールでご質問を頂くことがある。安易に聞いて楽して良い思いをしたいという態度には共感しない(楽器で商売をしているひとから電話が来たこともある。そりゃ、何も答えないよ)し、大体、きちんと名乗りもしない奴ほどこういう質問をよこす。仕方ないので対応するが時間も食うし腹も立つ。
自分で知ろうとするのが面倒くさいからこういう質問を寄こすのだろうが、考えるヒントはHPにたくさん書いているので、ご自分でたくさん見て判断して頂きたい。
レッスンにお越し下さっている方には音を担保する責任があるから、より具体的な情報をご提供しているが、それでも楽器の選定はできかねる(一任するというひとほど、後で文句を言うから一切やめた)。失敗したくないなら、ブラビオールかピグマリウスの下のランクのものを買って下さい。
楽器については言いたいことはいっぱいあるが、知れば知るほど分からなくなるし、文字情報だけで安易に答えられるものでもない。今回のめちゃ鳴り新作楽器はそれを再認識した経験でもあった。
水曜日。レッスンの合間に秋葉原のヨドバシカメラに行ってデジタルカメラを購入した。リコーのR10。
GRデジタル2とも迷ったが、いろいろできるデジタル一眼レフは持っているので、操作が簡単で、動作が軽快なR10にした。モデルチェンジ間近で約20,000円(22,500円の10%ポイント還元なので)とかなり安くなってきたのも理由のひとつ。
画質はデジタル一眼レフに比べればそれほど良くないし、デジ一よりも動作は遅い。でも、どこでも持ち運べるカメラが来たのは嬉しい。ほぼ常時携帯して、どんどん撮る用途に使うつもり(^^)。
しかし、携帯電話にデジカメにiPodにと持ち運ぶものが増えるなあ・・・(-.-)