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木曜日はレッスン。多くのご予約で埋まっていたが、おふた方が体調不良でお休みになってしまった。どうぞお大事に。早い回復を願っています。
今回、3名の方が初めてお越しになった方。皆さま、目から鱗というような事をおっしゃっていたが、わたしとしてはごく当たり前のことをお話しているつもり。基本的には「楽譜通りに」「楽器や弓を無理に鳴らすのではなく、楽器や弓が響くように弾く」この2点だけ。
確かに、アマオケやヴァイオリン教室などでよく言われている「しっかり力を入れて弾きなさい」ということとは大きく異なる。でも、それは大きい音のつもりでも「怒鳴って」いるだけのこと。言うなれば昔の黒沢映画のような音(そういう音が迫力と思われていたのだろう)。
わたしは怒鳴ったつぶれた音は好きではないし、その弾き方では良い楽器もそれなり楽器も同じ音がする。つまりは楽器を鳴らしていない弾き方。「良い音」の基準も、単純に「楽器を充分に鳴らしているか」で判断しているつもり。
「指弓の否定」や「指板寄りで弾かせない」など他の教室と多く違ったところがあると思う。「速い箇所は指板寄りで」「弓は大きく使って」「左手は指を立ててしっかり押さえて」「リストスピッカート」などもうちではあまりやらせないやり方(わたし自身はかつての先生にはそう習ったが)。
なぜこういう弾き方が良いのか理由を聞きたいもの。その弾き方で良い楽器が鳴るか試して欲しいもの。望ましいのは「強くもなく弱くもなくちょうどいい加減」と思う。文化が激辛か激甘の両極端になってしまっているので、雑な発想が多いのも仕方ないかもしれないが。
ちょっと前だが自分的なブームになっていたもの。久しぶりに見たがやはりすごい。
これぞ芸人魂。