ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

レッスン(教える方)

水曜日は教える方のレッスン。今回は時間に余裕があって、いつもの調子でレッスンができたように思える。

ヴィブラートについて感じたこと。結局、名演奏家と同じ事をやれば良いのだと思う。教える側が、自分がそのように習ったからと名演奏家と違うことをやってはうまくできるようにはならない。

名演奏家と同じようにやって頂いたら、かなり良くできるようになった。元に戻ってしまわないことを願うばかり。

ぜひとも名演奏家の研究をして頂きたいと思う。また、名演奏家が言っていることも知って欲しいと思う。日本ローカルでの発想の指導も多いし、「それではヴィブラートはできない」「それでは楽器は鳴らない」という発想の指導も多い。名演奏家の左手の押さえ方や押さえる角度、手首の加減などを観察してみると、ヴィブラートがやりやすくなると思う。

 


 

ストラディヴァリの材料

木曜日。某所に出かける。ストラディヴァリがなぜあのような膨らみで作ったのか、なぜあのような模様の材料を使ったのか、なぜあのような割れ方をするのか、なぜあのようなニスの残り方をするのか、一度に理由を考えるヒントを頂いた気がした。

もちろん、わたしは製作家ではないので技術的なことはあまりよく分からない。

だが、「全ては音のため」なんだろうと。そして、多くの注文をこなす工夫でもあるのだろうと。

当時の楽器製作は、貴族が「つまらないね」とぼそっと言えば、全ての仕事がなくなる世界だったのかもしれない。現在は作り手や売り手の方がムードに悪酔いしているような場合も見られるが、当時の製作家は生きるか死ぬかの文字通り必死の仕事だったのかもしれない。貴族に恥をかかせることなんてとんでもないだろう(客に恥をかかせる現代の一部の製作家や楽器店とは逆です。ストラディヴァリはとても謙虚な人物だったことを思わせる書簡があります)。

プライドであったり、表面的なこだわりではなく、最高の実用品として作って現存している600本。

ストラディヴァリが「音が良くてナンボ」の世界で最高の仕事をするために、しかも多くの需要に応えるために、選んだ材料がゴールデンピリオドの楽器の杢なのだろうか。そして、見栄え(もあるかもしれないが)のために選んだのではなく、良い音の楽器を素早く作るために選んだ材料だろうか。



大人のためのヴァイオリン教室 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
東京レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」愛知レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

「ヴァイオリンがわかる!」運営者の日記 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 ツイッター  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 Facebook  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 インスタグラム