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Amazonから学研のテルミンPremiumとKORG nano Keyが届いた。いずれも数日前に出たばかりの製品。
Amazonですとこちらです。
→学研 テルミン Premium
→KORG nano Key
電子チェンバロと同じくこれらも、10月の楽器フェアで見つけて強く興味を惹かれたもの。いずれも数千円と手頃な価格だったので、それほど有益とは思わないが手を出してみることにした。
テルミンはご存じの通り、アンテナに手を近づけることで音程が変わる電子楽器。学研の大人の科学から廉価版が出ていたが、今回のは機能拡張版と言えるもの。
音量を決めるアンテナがあったり、キャリブレーションをきちんと取る必要があったりとかなりの本格派だが、スピーカー内蔵であるし電池駆動はとてもお手軽(^^)。
音程を決める基準がないので音痴になる。かなりの練習をしなくては。音階練習からかな(^^;
Korg nano Keyは、超小型USBキーボード(楽器のキーボードです)。これとノートパソコンの組み合わせで、容易に持ち運びできる鍵盤楽器になる。ヴァイオリンの音程を取るには鍵盤楽器があると望ましいが、そのために大きな鍵盤楽器を購入するのもナンセンス。持ち運びできる鍵盤楽器として大いに期待。
また、シーケンスソフト(音楽を自動再生するソフト)にデータを入力するにも重宝する。
普通の鍵盤楽器と勝手が違って、かなり弾きにくいが無料ダウンロードできるソフトウェアシンセサイザーとの組み合わせで、音取りには充分使える。これは画期的かも。
使いこなせば、こんなこともできるらしいが・・・。
土曜日曜は教える方のレッスン。今週は10コマくらいかなと思っていたが、前日や当日にご予約頂いた方もおられ13コマと今週も多くの方にお越し頂いた。本当に感謝です。
力を抜いて大きく響く音色のお話、地道に音程のお話、弓は速すぎず遅すぎずと言った加減のお話、楽器の選び方と値段のお話、リクエストでバッハのシャコンヌを最初から最後まで弾いた、など今回はとても幅の広いレッスンとなった(^^;。
現在ヴィオラがあるので、今週はヴィオラを多用した。少し弾いていただき、ヴァイオリンに戻すだけで多くの方は適切な持ち方になっている。おかしなことをさせられたと思われるかもしれないし、しばらくすると元に戻ってしまうだろうけれど、それはそれで良い。一度でも、「ヴァイオリンが小さい」という感覚を経験して頂ければ、間違った方向には行きにくくなると思っている。
西原理恵子のマンガを愛読している。「毎日かあさん」やら「できるかな」やら。もちろん、「いけちゃんとぼく」もお気に入り。嫌いな方も多いとは思うけれども、わたしはそのストレートさと叙情性の両面が気に入っている。
その、最新の本『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
すごいタイトルだが、とても良い本でした。西原さん自身が貧しかった頃の話から、納得いかないところは納得いかないと言いながら、少しずつ夢をかなえて、笑ってもらおうと働いて働いて、負のループを抜けようとするまでのお話。
芸術や教育の世界では、「カネ」の話は不浄なものとしてタブー視される。しかし、「心はカネでは買えない」などと言いながら、芸術や教育の世界こそ汚いカネのやりとりがあるのが現実。だからこそ「カネ」という強力な道具について知っておくべきと思うし、知っておけば避けられる不幸もあるはず。
これは中学生向きの本。多くの漢字にルビが振ってある。でも、大人が読んでも多くの発見があるし、まして、不況不況と叫ばれるご時世で、「お金が無いとは、貧しいとは」「働くとは、お金を稼ぐとは」について知っていても良いと思う。これらの漠然とした疑問への答えがある。
Amazonですとこちらです。
→西原理恵子 この世でいちばん大事な「カネ」の話