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先週のはじめと・今週のはじめに「私の実家の事情」で愛知県に帰っていました。この事についてご心配のお言葉を頂いた方もおられ、曖昧な書き方をしたためで申し訳ありませんでした。
わたしの父が胃ガンで手術・入院をしたためでして、不幸中の幸いながら早期だった事もあり術後の経過も順調で19日に退院しました。無事退院しましたのでここにご報告申し上げます。ご心配頂いた皆様本当に有難うございました。
金曜日。ストラディヴァリの本の続編(5〜8巻)が届いた!2010年に最初の1〜4巻が出版されて、その続編。ものすごく嬉しい!
新たに5〜8巻が加わり壮観(^^)
各楽器について実物大写真が掲載されている
(これはわたしの楽器。書籍の楽器とは違うものです。誤解無く)
この本はすごくて、ストラディヴァリのうち最初の4巻で148挺、今回の4巻で152挺について詳細な実物大写真(ヴィオラとチェロは97%程度のサイズのものもある)と各種測定データが掲載されている。測定データを収録したDVDには各部の長さや厚みを計測データや年輪年代法による使用されている材木の年代、一部の楽器については音が聴けたり、CTスキャンでの測定データ(ひとつの楽器のみだが)なども収録されている。
こんな感じで厚みの分布が示されていたり(一つの楽器だけだが)
これだけの書籍なので当然値段も高く普通にヴァイオリンを弾く方にお勧めするものではない。また実際に触ったことのある楽器も掲載されているが実物を見た印象と写真が多少違うのも事実(また最初の4巻と今回の4巻で色味が少し違う。5年ほど経てば同じになる?)。でも、こうやって情報を発信するには憶測や意見ではなく事実を示した一次情報が何より必要で、実際、ヴァイオリンの世界で常識的に言われていることも、本書のデータに照らし合わせるとそうでもないことが分かる。
楽器自体の事だけでなく、演奏するにあたっても間接的に関連性があると思う。東京のレッスンにお越しの方はよろしければどうぞご覧下さい。