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金曜日。予定が無ければ見に行こうと前々から予定していたもの。ボーカロイド「初音ミク」のオペラ「THE END」。渋谷のオーチャードホールにて。
オフィシャルページはここ↓。
→http://theend-official.com/
オーチャードホールと言うと、クラシック音楽を通常やるイメージ。でも、クラシックの客層と異なり、比較的若い男性が多かった。初音ミクの愛好家が半分、情報感度の高いひとが半分という感じ。
初音ミクの等身大フィギュアを撮影している人々
ホログラフィの大画面映像とロックコンサート並の空気の震えがわかる大音量がサラウンドで。ストーリーは「死」をテーマにしているとのことだがとても難解。「2001年宇宙の旅」以来の難解さだろうか。歌を初音ミクが歌いますというだけではなく、人間ではないから死ぬこともない登場人物としての初音ミクというところが新しい。
ノイズを多用したシンセサイザーの音楽と初音ミクの歌。おそらくこれまでに全くなかった音楽・映像表現だろう。メディアアートの最先端であることは間違いない。次々といろんな映像や音が出てきて、頭の中をかき回されるような感じだった。
終演後も拍手と唖然としている人と半々。
内容は全く理解はできなかったが、すごく感動できた。なぜだか分からないけれども、すごく泣けた。メロディらしいメロディのない音楽に感じるものがあったのは初めての体験であるし、ストーリーらしいストーリーのないセリフに何かを感じた。終演後もしばらく心臓がドキドキしていたし。
きっと歴史に立ち会うことができたのだと思う。後々伝説になり得るものだと思う。