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土曜日・日曜日は東京にてレッスン。今回はそれほど多くはなかったけれども、非常に暑い中お越し下さった皆様有難うございました。また、お休みにさせて頂いた愛知レッスンの皆様、今週は大変に申し訳ありませんでした。
ヴァイオリンで美しい音楽を弾いて何の意味があるのかと思う時もあるけれども(クラシックのコンサートでは寝ている人がいっぱいいるのだから)、ヴァイオリンで美しい音を出す仕組みはわたしには面白く感じる。
弓(右手)と弦(左手)の力のバランスで、片方が強すぎると良い音は出ないし、丁度バランスの取れているときが良い音がするものと考えている。弦の押さえ方や弓の持ち方は、握るでもなし、開くでもない一番筋肉の緩んだ加減が良い音がする加減と思っている(左指を立てるのは、わたしには望ましくないと思っているし、全体的なバランスに矛盾が出てくる)。
500年近く生き延びている楽器というのは、何の矛盾もないのがすごいものだなあといつも感じるところ。
「不景気.com」というサイトを見つけた。http://www.fukeiki.com/
リストラ、倒産、不況な企業の情報などが満載。見るとブルーになってくるので、逆に笑えてしまった。
情報は切り出し方で見え方が大きく変化するもの。震災の時に震災美談のようなニュースが多数報道されたのには違和感を感じた。それが事実であったにしても情報を提供する側のバイアスを感じたためだろう。なでしこジャパンのニュース(それ自体は快挙であると思うけれど)も、その直後政権批判が減ったのも不自然。
「不景気.com」を通すとお先真っ暗に見えるが、これも今の世の中が直面している真実のひとつと言える。経済ニュースも切り出し方でこれほど見え方が変わるとは、と興味深く感じた。新聞を読みなさいとは言われるけれども、複数の新聞(複数の視点から)を読む必要があると言える(ネットのニュースならそれが可能)。
1945年の今日8月15日。世の中の見え方の急な変化が起こった日。