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土曜日は埼玉にて、日曜日は愛知にてレッスン。多くの方にお越し下さり有難うございました。
これまでト長調の音階をやっていて、最近ニ短調の音階をやって頂いている方。これまでなぜ#がついていて、ニ短調で♭がつくのかという質問を頂いて困った。もちろん、「ト長調がソから始めるから」「ニ短調はレから始めるから」、「そういうルールだから」など、表面上の説明をすることはできるけれども、本質的な説明は難しい。
楽典をわかりやすく説明することはわたしには難しい。あまり疑問を持たずにこれまで来てしまったから。なぜ、ドから始まらないのか、なぜ4/4拍子では一小節の中に4分音符が4つ入るのか、なぜ調弦でラの音を最初に合わせるのかなど、なぜ音階を(移動ドの)ドレミではなく、固定ドでソラシとなったりするのか、など難しい質問はいっぱいある。
で、愛知に来る新幹線の中で調べていたら、なぜ、ドレミとなるかとか、シがBではなくHとなるのかなど、知見を得ることができて面白く感じた。物事は基本的なところを知るのが一番難しいし、分かると楽しい。
ルールと言ってしまえばそれまでだけれども、各々のルールには理由があるのだと思う(もちろん、演奏するに当たってはルールだけ知っていれば良く、その理由は知る必要はない)。ヴァイオリンの技術にしても楽典にしても、わかりやすく説明できるにきちんと本質的なところを分かっていないとなあ。
自分自身も「なぜ?」「なぜ?」といつも思っていないと。「そういうもんだ」と思うようになったら終わりだ。