レッスンの費用 - 最小限の費用でヴァイオリンを楽しむ6



レッスンも大きな費用になります。ワンレッスン4,000円程度が平均的レッスン料のようですが、毎週であれば年間で20万円ほどになります。また、交通費も往復1,000円であれば年間で48,000円になります。この金額が大きいかどうかはともかくとして、それだけの対価があるかどうかは意識しておくのがよいと思います。

【レッスン自体について】
レッスン自体の金額よりも、レッスンを受けて上達しているかが問題です。レッスンを受けているのにレッスンで全然発見がない場合があります。ただ何となく曲を弾いて、何となく先に進んで時間が過ぎたら終わりというようなレッスンです。

レッスンは間違っている箇所や自分では気がつかなかったことを指摘してもらったり、これまでできなかったことをできるようにする一種のサービスです。また、多少無理でも引っ張っていってもらうという役割もあります。従って、間違っていようが音が汚かろうが先に進めるような指導では、いくらレッスン料が安くてもこれではお金を捨てているのと同じことになります。

その場でできても、家に帰ったらできなくなってしまうことはよくありますし、同じことを何度も言われることもあります。それでも、何度も言われる中で反応は素早くなるし、成功率を高めることはできます。それが「技術が身に付いた」=「レッスンの価値」と言うことになります。

【レッスンにまつわる費用】
レッスンに通う交通費が意外とばかにならない金額になることがあります。ちょっと遠いところに通えば往復で簡単に1,000円程度になってしまいます。私鉄であれば、土日回数券などを使うとかなり安く(10回分の料金で14回分など)なりますので、そう言った方法をうまく使うとよいかと思います。

また、教室によっては発表会などがあり、不要な記念品などが出ることもあります。発表会自体が悪いわけではないし良心的な先生もおられるかと思います。ですが、発表会をはじめとするイベントは開催側にとっては大きな収入になるため、開催側の本音が見える場合があります。不当に多くの金額を払わされていないか冷静に確認すると、先生がどういう意図で発表会をやっているか分かる場合があります。

レッスンの主体はあくまでも受ける側にありますし、受ける側がお客様です。支払った金額に見合ったサービスを受けることができているか、改めて見直してみてはいかがでしょうか?

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