| 基礎情報
              
                | 著者・編者 | - |  
                | 訳者 | - |  
                | 題名 | 楽器の事典 ヴァイオリン 増補版 |  
                | 出版社 | ショパン |  
                | 価格 | 9,660円 |  
                | ISBN | 4915994155 |  
                |  | ご購入はこちらからどうぞ →楽器の事典 ヴァイオリン
 |  表紙写真
 目次序章 ヴァイオリンと日本人 
              西洋文化の息吹とともに悲しい時代を超えて五十本以上のストラディヴァリウス「ヴァイオリン三人娘」以降日本にも天才が現れた 第一章 ヴァイオリンの誕生とその時代による変遷  
              ヴァイオリン誕生の謎
                
                  その先祖と思われる楽器その名称は男性名詞か女性名詞かヴァイオリンと女性その誕生
                
                  ゲルマン人が作り出したという説初期のヴァイオリンの二種類の形態十七世紀
                
                  ニコロ・アマティヤコブ・スタイナーその当時のヴァイオリンのモデルの標準クレモナの名器ニコロ・アマティの弟子たちの楽器その他の楽器十八世紀
                
                  クレモナの黄金時代その衰退ヴァイオリンの構造の改良バロック・ヴァイオリンモダン・ヴァイオリンの出現自由市場としての発展当時のヨーロッパ各国のヴァイオリン十九世紀
                
                  イタリアドイツフランスイギリス時代による各国のヴァイオリンの形式の変化十九世紀の中頃マス・プロとマス・セールヴァイオリンのブーム二十世紀
                
                  J・B・ヴィヨームの功績偽物の出現ヒル商会巨大なヴァイオリン商の盛衰オールド・ヴァイオリンの記録の作成ウーリッツァー社のヴァイオリン部門の解散ベアー商会当時の手工品のメーカーマス・プロのガキ第二次世界大戦日本のヴァイオリンヴァイオリンの才能教育各国のヴァイオリンバロック・ヴァイオリンの復活 第二章 オールド・ヴァイオリンの名器 
              ヴァイオリンの元祖 偉大なアマティ王朝
                
                  シャルル九世の楽器アマティ家のヴァイオリンヴァイオリンの大小ヴァイオリンの素材その音色ヒエロニムスの息子アマティ兄弟のヴァイオリンニコロ・アマティニコロ・アマティの名声ニコロ・アマティのヴァイオリンその音色ニコロ・アマティの芸術ニコロ・アマティとストラディヴァリニコロ・アマティの死語ニコロ・アマティとその弟子たちストラディヴァリクレモナの栄光ヒエロニムス二世ヒエロニムス二世のヴァイオリン超人・ストラディヴァリ
                
                  ストラディヴァリの障害ストラディヴァリの値段の推移世にも不思議な人物一六四四〜一六五九年一六六〇〜一六八三年一六八四〜一六八九年一六九〇〜一六九九年一七〇〇〜一七一六年一七一七〜一七二八年一七二九〜一七三七年フランチェスコとオモボノ装飾のついた楽器その製作のスピードと作品の数ストラディヴァリとデル・ジェス万能の名器クレモナ市について残ったものはヴァイオリンだけガルネリ・ファミリー
                
                  ガルネリ一族アンドレア・ガルネリ彼の作った楽器その後継者たちヨーゼフ・ガルネリ彼のヴァイオリン日陰者マントゥーアのピエトロマントゥーアに移り住む彼の楽器ガルネリ・デル・ジェス謎に包まれた人物最初の時期(一七一〇〜一七二一)-徒弟時代第二の時期(一七二二〜一七二八)-暗中模索の時代第三の時期(一七二九〜一七四三)-黄金時代マスコットを手に入れる理想の楽器の出現ダビデ王のハープ先見性パガニーニとデル・ジェスデル・ジェスの楽器の愛用者たち第四の時期(一七四四〜?)-凋落の時代ベルゴンツィが残した言葉コジオ伯爵が作ったうわさ話ヴェニスのピエトロその頃のヴェニスヴェニス風の楽器を作るガルネリ・ファミリーの終焉孤独な天才、ドイツ・ヴァイオリンの元祖と伝えられている−ヤコブ・スタイナー
                
                  バッハ、モーツァルトその他の大音楽家たちが愛用したストラディヴァリウスの値段の四倍もする高価なものであった胴が膨らんだ楽器とフラットな楽器官能的で甘美な音と輝かしくて浸透する音スタイナーの生涯の始まりヴァイオリン製作の修業その全盛期子供の作り過ぎ発狂後に残されたもの彼が残した名器スタイナーの楽器マルクス・スタイナーマチアス・アルバニースタイナーのコピーイギリスドイツ語圏の国々ロシアその他のイタリアの錚々たるメーカーたち
                
                  その後のメーカーたちフランチェスコ・ルジェリカルロ・ベルゴンツィロレンツォ・ストリオーニサント・セラフィンドメニコ・モンタニャーナマテオ・ゴフリラーフランチェスコ・ゴベッティカルロ・トノーニロジェリ・ファミリージョフレド・カッパガダニーニ・ファミリーグランチーノ・ファミリーテストーレ・ファミリーカルロ・フェルディナンド・ランドルフィガリアーノ・ファミリーダヴィド・テヒラーチェルティ・ファミリー輝かしいフランスの名器
                
                  メダール・ファミリーミルクールのメーカーたちルポー・ファミリーニコラ・ルポールポーの独自な楽器フランソワ・ルポー二世フランソワ・ルイ・ピクヴィヨーム・ダイナスティ 第三章 ヴァイオリンの工業化による大量生産 
              普及品のヴァイオリンの誕生
                
                  マルクノイキルヘン国破れて山河あり
 その歴史
 その将来について
ブーベンロイト能率的なマス・プロ
ミッテンヴァルトマチアス・クロッツ
 町の救世主となる
 分業によるマス・プロの開始
 その発展
 繁栄と没落
ヴァイオリンの工業化による大量生産
                
                  ミルクールミルクールという町
 ヴァイオリンと弓の製造の歴史
 当時の生産量
 その凋落
 昔日の栄光を
 その他のメーカー
 シェーンバッハ音楽の国
 ボヘミアン・ヴァイオリン
 普及品のヴァイオリン
 第二次世界大戦以降
 中華人民共和国羊頭狗肉
 その政策の歴史
 信義を重んずる国
 その将来
 第四章 ヴァイオリンの種類 
              バロック・ヴァイオリンとモダン・ヴァイオリン - その寸法 -ヴァイオリンの分類
                
                  プラクティス・ヴァイオリンオーケストラ・ヴァイオリンコンサート・ヴァイオリンコピー・オブ・オールド・マスターマスター・ヴァイオリンモダン・ヴァイオリンオールド・ヴァイオリン証明書がついたマスター・ヴァイオリン優れたマスターの指導の元で作られたアトリエ・ヴァイオリンマス・プロのヴァイオリンアマチュアの作ったヴァイオリンヴィオラ
                
                  モダン・ヴィオラ理想の音色が求められない弦長弦その演奏法昔のヴィオラという名称の意味中音域の楽器十九世紀と二十世紀のヴィオラヴィオロンチェロ
                
                  さまざまな呼称初期の楽器最初のメーカーたち五弦のチェロ最終的な改良ダブルベース
                
                  その名称ダブルベースの発明者その起源と発達ヴィオールよりヴァイオリンへそのチューニングマシン・ヘッドの発明フランスにおける発達結局はどうして出来たかはっきりしないヴィオローネから移行したという説がもっとも信じられる初期のメーカーカンマー・バスお化け楽器のかずかず天井を突き抜けたダブルベースヴィヨームの作ったオクト・バス「巨人」と命名されたダブルベース宮廷用の超大型のベースアメリカ最大のベースオールド・ダブルベースハンドメイドの楽器その材料について尽きてしまった材料重要な箇所の厚さの寸法バス・バーの機能「スプリンギング・イン」とよばれる理論f字孔の役目パーフリングで製作者の技術を判断するテール・ピースのテール・ガット糸巻きには二種類のものがある駒の標準的な高さダブルベースの楽器としての標準寸法ダブルベースを作る人がいなくなった合板のダブルベース二種類の弓があるダブルベースの弓の由来ドイツ式の弓の形態と性能フランス式の弓の様式と特長フランス式の弓の寸法にはいろいろのものがあるフランス式の弓の持ち方弓の保存に関する諸注意ヴィブラートの速度音色を見分ける方法五本弦のダブルベースチューニングを変更する場合奇妙なヴァイオリン
                
                  変わった材質のヴァイオリンヴァイオリンの改良品その他のヴァイオリン 第五章 日本の代表的なヴァイオリンメーカー 
              鈴木バイオリン製造株式会社
                
                  初代・鈴木政吉(一八五九〜一九四四)「鈴木バイオリン」の誕生大量生産の時代へ鈴木バイオリンの黄金期株式会社となる父の無二の助手、鈴木梅雄(一八八九〜一九八一)浮き沈みを繰り返して「鈴木政吉死去」、「楽器製作ハ全面的ニ廃止ス」終戦から復興へ高度成長の波に乗ってそして「世界のスズキ」へ木曽鈴木バイオリン
                
                  その正式な名称木曽福島ヴァイオリンの生産地木曽鈴木バイオリンの誕生終戦後当時の会社名木曽鈴木バイオリンの出現その製品黄金時代その終焉木曽バイオリン
                
                  木曽バイオリンの出現その製品そのする胃サイレント・ヴァイオリン電気ヴァイオリンピグマリウス
                
                  ピグマリウスの語源その製作の動機その形態ダブルベースエピソード季刊誌「ピグマリウス」 第六章 ヴァイオリン製作の教育 
              ヴァイオリン製作学校とその言葉の定義
                
                  ヴァイオリン製作学校とその言葉の定義ヴァイオリン製作学校イギリスアメリカポーランドチェコスロヴァキアフランススイスドイツイタリアギルド(同業組合)時代ツンフト、兄弟団、職業教育ヴァイオリンの発祥ルネッサンス時代の職業教育レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロボヘミアとザクセン地方マルクノイキルヒェン世界のヴァイオリン製作者協会国際ヴァイオリン製作者協会(通称アンターン)日本弦楽器製作者協会国際ヴァイオリン製作コンクール 第七章 ヴァイオリンの構造・ニス・弦・付属品・あご当て・肩当て 
              ヴァイオリンの構造と機能
                
                  最も理解にほど遠い楽器その構造木取り弦内部形態音色改良ニス
                
                  イタリア・ヴァイオリンのニスの秘密オールド・ヴァイオリンのニスが理想のものだと伝えられているその後のヴァイオリンのニスの成分も極めて難しいものであるこのニスをヴァイオリンに塗り上げるには大変な手数がかかるニスの役目は、仕上げを美しくするほかに、木質部を保護することと音質を向上させることにある現在のヴァイオリンのニスには大別して三種類のものがあるヴァイオリンの塗装はのっぺりと美しいばかりが能ではないニスは絶対に塗り替えてはならないクレモナのニスの秘密の解明その結論新しいニスの楽器マス・プロの楽器のニスヴァイオリンの仕上げ誠に手間の掛る塗装工程ニスの修理の方法修正に使うニスキズの消し方ニスの塗り替えニスの調合ニスの塗りかた塗装の色と回数最も新しいニスに関する研究の結果弦
                
                  弦の種類の変遷小腸の中間の層の遷移で作られるガット弦の製作法ガット弦の繊維の数ガット弦の太さガット弦の長所と短所絹の弦巻線現在の弦ナイロン弦の出現市場のヴァイオリンの弦弦の切断切れた弦の継ぎ方新品の弦が切れる場合弦の寿命と音質弦を交換する場合楽器と弦との適合弦の張力弦の張力に関する研究昔の弦の選択法理想的な弦の張力その太さの寸法現在の弦の張力ガット弦とオイル巻線の場合巻き線をみがいて音色を変える方法銀の巻き線と銅の巻き線弦のクリーニング弦に付着した松脂を除く方法自分の楽器に最も適した弦を求めること分数弦フィソマ - 最も古くて最も新しい最高のガット弦 -その由来その品質その種類 付属品
                
               第八章 ヴァイオリンの音色の解明 
              物理学者の楽器に関する研究難解な公式楽器の識別の早道ヴァイオリン属の楽器胴の大きさ音量が胴の空気容積によって左右されるという説ストラディヴァリウスによる実験f字孔との関係最近の音響学の説ヴァイオリンはDの楽器楽器の大きさと音色神秘的な音色ヴァイオリンは奇妙な形態で成熟するという説新しいヴァイオリンの価値が二、三ヶ月で倍になるヴァイオリンの「馴らし屋」ヴァイオリンの音質についての要素音色を話題にすることはタブーであるらしいオールド・ヴァイオリンと新しい楽器ヴァイオリンの音とワインの味音質が音量に優先する鴬の鳴き合わせ音色の秘密を解明しようとしたユニークな試み同じ条件の下で同じ曲を弾く音色の聴き分けストラディヴァリウスとガルネリウスクレモナの名器の性能の秘密年齢による音色の好みの変化エイジング - 経年変化 - による音色の醇化  第九章 ヴァイオリンの修理と調整 
              ボディのマイナー・リペアとクリーニング
                
                  マイナー・リペアニカワの接着力
 ニカワの性質
 ニカワがはがれる原因
 ニカワづけに必要な材料と道具
 ニカワの溶きかた
 剥離の修理の実技
 ブロックの部分の剥離
 f字孔の付近のクラックの接着
 ネックがはずれた場合
 ナットの付け方
クリーニング外部のクリーニング
 駒のクリーニング
 指板のクリーニング
 胴の内部の掃除
 お米を使う方法
部品とその調整
                
                  その参考文献ペグペグの調整ペグの材料ペグの削りかた突き出たペグの端を切り落す弦を通す穴を開ける位置ペグの穴のあけかた弦の穴のアジャストペグの改良指板指板の持ち上げナット駒駒の材料駒の品質駒の交換の必要性駒の成型に必要な材料両足の底部を削る表板のカーブとの合わせ方上端の削り方取り替えの際の注意ミゾのつけかたその高さつけかたその高さ高さと音質高さとネックの角度厚さと音質オットーの実験上端とその厚さの削り方仕上げ立て方両足とバス・バーおよび魂柱との一致両足の底の削り加減スチール弦と駒の高さ魂柱魂柱の役目魂柱の移動による音量と音色の変化魂柱の作り方魂柱の修理に必要な道具魂柱の位置の移動による音量・音質の変化に対する反対論優れた音を出すための調節の条件魂柱を立てる実技魂柱の長さの測定法魂柱のセッティングとアジャスト右側のf字孔から立てる場合左側のf字孔から立てる場合f字孔のキズ魂柱を倒す場合エンド・ピンの修理サドルテール・ピーステール・ガット 第十章 ヴァイオリンの識別法と値段 
              ヴァイオリンの識別法
                
                  ヴァイオリンの識別の秘訣奏者との適合性生産国による相違その見分け方最初はラベルは見ない方が賢明であるラベルの真実性寸法と比率エイジング偽物作り識別の手がかりその材料ヴァイオリンの顔パーフリングルーム・アコースティック賢明な選びかたヴァイオリンの値段
                
                  製作年代による価格の相違価格を表示した専門書定価法と原価法ヴァイオリンの価値判断の要素時代による音色の嗜好の変化生産国による値段の差異需要者による価格の相違残念物 第十一章 ヴァイオリンのコレクターとオークション 
              コレクター
                
                  コレクターの目的欲望逓減の原則欲望逓減の法則の例外ヴァイオリンの蒐集の始まりコジオ・デ・サラブエ伯爵オールド・ヴァイオリンの値段の急上昇掘り出しものルイジ・タリシオダヴィッド・ラウリーベッツ史上最高のコレクターその動機突然にその趣味を放擲する彼の死語大きいヴァイオリン自宅から出た最高の名器各国のコレクションわが国のオールド・ヴァイオリンオールド・ヴァイオリンの博物館ラベルについて偽造の歴史ラベルのコレクター最悪のラベルのコレクターオークション
                
                  値段の決定オークションクリスティーズとサザビーズの由来その取扱品目競売の観念カタログの発行下見競売オークションの利用法 第十二章 ヴァイオリンに貢献した人々 
              日本のヴァイオリン製作の歴史
                
                  鈴木政吉・鈴木梅雄宮本金八菅沼源太郎峯沢嶺造峯沢泰三無量塔蔵六ハン(石偏に番)田一郎梅沢武夫菅沼一治下倉孝能方輝三賀来得四郎鹿島信夫間苧谷新之助根本武 第十三章 ヴァイオリン奏法の変遷と世界のヴァイオリニスト 終章 ヴァイオリンの現況と展望 
              楽器の女王オーケストラの主役人間の歌声に次ぐ優れた楽器アンサンブルアコースティックの楽器の音色の魅力鶴は千年、亀は万年八十歳のアリアヨーロッパ音楽の導入ヤマハの店のヴァイオリン離れ弦楽合奏やオーケストラのおすすめ 
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