ヴィブラートの速さ・大きさ:ヴィブラート改善のポイント5


ヴィブラートが速過ぎる場合や遅すぎる場合があります。速過ぎるといわゆる「ちりめんヴィブラート」になりますし、遅すぎると「うわうわ」と聞こえてしまいます。また、速過ぎるヴィブラートの場合は、音程の変化が少なすぎる傾向がありますし、遅すぎるヴィブラートの場合は大きくなりすぎる傾向にあります。

どのくらいの速さ・音程の幅が適切な速さなのでしょうか。

速さについては、わたし自身はトリルの速さと考えています。四分音符=120のテンポの時にトリルをかけるときは、極めて大雑把に言って32分音符の速さでトリルをかけることになります。

ヴィブラートも音を目立たせるという意味で一種の装飾音と考えることができるかと思います。トリルをかける速さでヴィブラートをかけようとなさってみてはいかがでしょうか?

また、音程の変化の幅はとりあえずは1/4音程度(半音のさらに半分)程度で良いかと思います。場合によって幅広いヴィブラートが必要になったり、また、逆に幅の狭いヴィブラートが必要になる場合もありますが、1/4音程度でかかればまずまず良い音に聞こえるはずです。

特に高音でおかしな聞こえ方になる場合は、ヴィブラートの音程の変化が大きすぎる場合があります。ハイポジションではちょっと動かすだけで大きく音程が変わりますので、音程の変化がむやみに大きくなりすぎないよう注意が必要です。

ヴィブラートの改善の参考にしていただければと思います。

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