ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

チューニングメータ・メトロノームレビュー

チューナーやメトロノームの使用については賛否両論ありますが、わたし自身は練習の役に立つと肯定的に捉えています。そのため持ち運びに便利なようにや、より高い精度を求めてなど様々な機種を購入して使ってきました。

下記はわたし自身が自分で購入して現在使える状態にあるチューニングメーターとメトロノームです。多くはチューナ・メトロノーム兼用機器ですが、機種選定などのご参考にしていただければと思います。

 


 

KORG TM-50/TMR-50

TM-50はメトロノームとチューナー両方を兼ね備えた製品でこれまでお勧めしていたTM-40の後継機種。TMR-50はこれに録音機能を備えたもの。

TM-50とTMR-50

TM-50は旧機種の美点を受け継ぎ、全くスキのない良い製品でお勧めできる。旧機種より一段小型化し、画面にバックライトが付いて見やすくなった。バックライトを付けても急速に電池が減るわけでもなく、充分に持続できる。普通に使う分には大変にお勧め。

一方、録音機能付きのTMR-50はかなりキレた製品。この手の機材の録音機能は使い勝手が悪かったり、あまりに音質が悪くて使えないことが多いが、これはちゃんと使える品質に仕上がっている!

ヘッドホンを使用せず内蔵スピーカーでそれなりに聴ける音が出てくるし、操作も分かりやすく容易。内蔵スピーカーの音質は、手持ちのiPod touch(第5世代)より良好で、このサイズにしては立派。また、録音した音の音程をチューナーで表示できるのがすごい。後から音程のチェックができるのはわたしには便利。録音時間は最大20分と長くないが、演奏した音をその都度チェックするには充分だろう。

録音した音のデータはWAVファイル形式でUSBを介してPCなどに転送できるし、逆にWAV形式のファイルをPCから転送して再生することもできる。WAV形式のみでMP3は再生できないのは残念だがオマケ機能としては充分。

TM-50の欠点は特に見あたらない。一方、TMR-50は起動に一瞬もたつくのが気になった。TM-50は一瞬に対して、TMR-50は0.5秒程度待たされる感じ。たいした問題ではないが、こう言うのは少し残念。

TM-50とTMR-50それぞれのマニュアル。TMR-50のマニュアルの厚みがすごい!

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オフィシャルサイト
http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/TM-50/
http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/TMR-50/

 


 

SEIKO STMX1

チューナーとメトロノームの両方を備えたクリップ型の製品。クリップ型だけれどもピックアップだけでなくマイクを内蔵していて譜面台等に挟んでの使用もできる。

通常、チューナーは針の表示だがこの製品はLEDの表示と数値(1セント単位)による表示を両方備えている。

反応は非常に速いし、LEDの表示を参考にすれば普通のチューナーのようにも、数値の表示を参考にすればより厳密な音程も分かる。むしろ、ダイレクトに数値で示される分きちんと合わせなくてはと思わされる。ただ完全に平均律で合わせて良いとは思わないので、その点は善し悪し。

電池のもちも良いし、表示も見やすいし、とても軽量コンパクトでわたし自身は気に入っている。最近はレッスンでこれを使うことも多い。値段が定価で6,300円と高いこと、バックライトが明るくなくあまり役に立たないところはネックだが、どこにでも挟むことができるし、疑問に思うような動作や操作も無く、小型で便利。かなりお勧めできる製品。

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オフィシャルサイト
http://www.seiko-sl.co.jp/music/products/tuner/stmx1.html


KORG TM-40

メトロノームとチューナー両方を兼ね備えた製品。結論的には、この機種が普通に使う分には一番お勧めできる。音に対して反応は早いし、小型で持ち運びに便利。また、メトロノームとチューナーを同時に使える点も優れている(同時使用の時にはメトロノームの針の動きは表示されません)。

自動パワーオフは音がないときだけ働くようになっているし(使っているのに電源が切れる機種は多い。これは腹が立つ。)、電池のもちも良い。操作も直感的に理解できるし、ボリュームの調整などもダイヤル式で簡単。素速くテンポ設定できるタップ機能も便利。

価格もそれほど高くないので、トータルバランスとして最もお勧めできる機種。なお、YAMAHAのTDM-70はこの製品と同じもの(愛知のレッスンではYAMAHAの方を使っているが、色が違う以外は全く同じ)。

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オフィシャルサイト
http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/TM-40/


Peterson StroboFLIP

ストロボチューナーと呼ばれるもの。音程の測定に関しては非常に優れたもの。普通の機種と異なり、縞模様が止まって見える時が音程が合っている状態。上に流れて見えると高い、下に流れて見えると低いことを示す。

 

音に対する反応は普及価格帯の製品に比べて格段に速い。純正律などを含め多くの音律に対応している。ヴァイオリンのモードもあるし、ヴィオラ、チェロやギターのモードも備えている。

普通のチューナーをとは違いより美しく響く音律を示してくれる。ヴァイオリンは平均律とは異なる音律でのチューニングが普通なので差を感じないがこれでギターをチューニングするとはるかに美しく響く。

値段は5万円程度と普通のチューナーの10倍以上であるし、重いし、電気もかなり大食いのため電池も単三を3本使えるがAC電源は必須。不便といえば不便。

しかし、プロであったり、本当によい響きを知りたい方には大変にお勧めできるし、むしろ5万円程度なら割安感がある(これだけのものを使うには、一昔前は数十万円のチューナだった。昔習っていた先生は、その高価なチューナを使っていた)。

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オフィシャルサイト
http://www.electroharmonix.co.jp/peterson/vsf.htm


KORG LCA-120

最大の特徴はレベルメーターが付いていること。管楽器でロングトーン(一定に音を伸ばす)の練習をする際の機能と謳っているが、弦楽器でも大いに役に立つ。一定の音で弾く練習に極めて有効で、これだけでもこの機種を選ぶ価値はあると思う。

メーターの反応は速いし、バックライトがあるためとても見やすい。

見やすいバックライトの引き換えとなるが電池の消耗が早い。あまりにも電池を食うためエネループを使っているが、充電池は電圧が低いためか電池消耗サインがつきっぱなしになってしまう。

やや高額であるし、電子チューナーにしては大きいため持ち運びには困るかもしれない。けれども、練習に役立つ機能を豊富に備えている点は評価できる。

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オフィシャルサイト
http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/LCA-120/


KORG LMA-120

チューナーと同じく大柄な電子メトロノーム。最大の特徴は、指揮を振るような表示。電子メトロノームは表示がやや不自然でリズムを合わせにくいとよく言われる。この機種は、指揮を見て弾くのに慣れたひとにとっては大変に見やすい。

少なくとも私にとっては指揮を振ってくれるのなら、視野の片隅でも分かるし、音を出さなくてもリズムがわかる。この点がこの機種の最大のメリット。

上記チューナーLCA-120と同じくやや高額であるし、大きめなので携帯には不向き。

ある程度弾ける方が自宅で使うためであればお勧めできる。

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オフィシャルサイト
http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/LMA-120/


BOSS TU-80

メトロノームとチューナーを兼ね備えた製品。

これは少なくともヴァイオリンの練習用途としては使いにくい。音を出しているのに勝手に電源が切れてしまうのが最大の問題点。また、操作が分かりにくく使うごとに迷いを生じるのはストレス。音に対する反応もいまひとつであるし、電池の交換ごとに設定し直さなければならないのも面倒。

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オフィシャルサイト
http://www.roland.co.jp/products/jp/TU-80/index.html

 



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