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半ば悪徳商法:ヴァイオリン教師という仕事2/8

ヴァイオリン弾きには少なからず自己顕示欲が強い傾向があります。子供の頃から人前で芸を披露することを訓練されるわけで、自己顕示欲が必要な仕事でもあります。また、ヴァイオリン自体が派手な楽器のためか派手好きな方も多いようです。わたし自身も自己顕示欲は強い方と思っています。

自己顕示欲や派手好きな性格自体は悪いことではないのですが、そう言った性格が生活面で出てくることおかしなことになります。小金が入れば、ちょっと変わった服装をしてみたり、もうちょっと小金が入ればベンツやBMWを買ってみたり。

他人の趣味をとやかく言うつもりはありません。ですが、これらを買ったり維持するお金を生徒さんから得ればいいという考えになりがちなのが問題です。

過去にも触れていますが、典型的なのが楽器を生徒さんに売りつけることです。「上手くなってきたので、楽器をグレードアップした方がいい。でも、レンタルはダメだ。所有してこそ使いこなせるのだ。楽器店と楽器はわたしが紹介してあげよう。楽器の価値は下がらないから買って損することはない」というのが、よくある手口です。当然、ここには先生にとっての利益があるためです。

良い楽器を使った方が上達を加速できるのは事実です。でも、それはレンタルでなんら問題はありません。それにもかかわらず購入を強くすすめるのは楽器店からのリベートがあるためです。100万円の楽器を売りつければ20万円ほどが転がり込んでくるのがこの世界の相場です。

他にも、市販の教本があるのにとにかく自分オリジナルのものを使わせる先生、割高であってもとにかく指定の店で何から何まで買わせる先生、ひと言ふた言しか指導しないのに高額なレッスン料を取る先生、生徒の意志ではないのに延長料金を取る先生。これらは金の亡者になってしまった先生の姿です。

幸か不幸か、世間がそれほど豊かではなくなってしまったため、今後こんな「悪徳商法」は続かないと思いたいし、既に楽器店側からも、また多くの掲示板でも多く問題視されていることです。その反面、この世界には伝統的に「先生を通じて〜」という常識があるため、当たり前と思いこんでいる先生も少なくないはずです。

「先生を通じて〜」という話が出たときは思い出して頂き、不当に高く買わされることがないかを考えて頂ければと思います。先生に激怒されるかもしれませんが、毅然とした態度で接するのが最終的には良い結果になるはずです。

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