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音階は曲で使うための「道具」〜音階練習の進め方1

ヴァイオリンは演奏者自身が音程を作る楽器と言う事もあり、一般的にレッスンでは必ずと言っていいほど音階練習が練習メニューに入っています。別のページに音階練習をする意味については書かせて頂いていますが、ここでは具体的に音階練習の進め方について書かせて頂きたいと思います。

もちろんいろんなやり方があって良いと思いますし目的次第ですので、考え方の一つとして捉えて頂ければ幸いです。

音階練習の目的は音程と音色の安定の両面があります。音階練習を行う事で演奏に使用しうる「道具」の精度を高くする事ができますが、逆に言うと曲で使えない事や頻度の少ない事をやっては効果は薄いと言えます。演奏のプロになるのであれば、あらゆる要求に応えられなければならないため網羅的な練習が必要です。でも、趣味で弾く場合は練習時間も限られるもので、あらゆる「道具」を磨き上げることは現実的ではないでしょう。

曲で使う「道具」なのですから、ドレミの音階だけではなくアルペジオ(分散和音)も練習項目に入れる必要があります。音階教本の指定されているフィンガリングで弾く事は必須ですし、ボーイングの種類も一種類では不足します。少なからず曲では重音を使うもので単音だけでなく重音の音階も必要です。音程だけでなく音色も美しく弾かなければなりません。

つまり、単音の音階(アルペジオも含む)と重音の音階(3度、6度、オクターブ、できればフィンガードオクターブと10度も)、それから技巧的フラジオレットでひとつのセットになります。これを各々の調でボーイングも変えて行います。このように書くと絶望的になりそうなものですが、多くの教室でこの内容で進めている事も多いはずです。

次回以降、具体的に練習するべき内容をお示ししていきたいと思います。

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