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音を音楽にするには1

ヴァイオリンに限らず楽器から音を出すこと自体はそれほど難しい事ではありません。ですが、その音を音楽にまでもっていくことは相当に困難なことと言えます。

音色は音楽にするためにかなり重要な要素です。ヴァイオリンから適切な音を引き出すことは、クラシック音楽を演奏する上で必須の技術と言えます。ダミ声で歌うことはジャンルによっては味わいにはなりますし、それも優れた音楽とは思います。ですが、それではオペラのような歌にはならないことでしょう。

クラシック音楽のヴァイオリンはオペラの歌のようなもので、楽器を充分に響かせた音で弾くことが音楽にする最低条件と言えます。この音はボーイングやヴィブラートなどの技術にて実現することになります。

一方、いくらよく響く良い音であっても、音楽らしくない演奏になってしまうケースが多々あります。まず単純な意味での「正しいリズム」「正しい音程」で弾くことができていることが大前提となります。

その上で、より音楽的なリズムや音程を考える必要が出てきます。リズムはメトロノームに合っていればそれで良いというわけではありません。音程もチューニングメーターに合っていればOKというわけではありません。

ひとつひとつの音が途切れ途切れだったり、変なところでフレーズが途切れてしまったり、音量やテンポ感が好ましくない不規則な変化をしている場合があります。広い意味でのリズム、フレーズの意識は音を音楽にするために大切と言えます。

また、音程もただ単に上がったり下がったりするのではなく、その音の前後の音との関係を考える必要があります。音楽にするためには、言葉と同じく適切な音の並び、適切なイントネーション※が必要で、その意識が無ければ奇異な音の並びになってしまいます。

音を音楽にするためのアイディアを何回かに分けてお示ししていきたいと思います。

※ヴァイオリンで言うイントネーションは音程のことですが、ここでは言葉のイントネーションの事を指します。

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