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背中が痛くなる:弾くと身体が痛くなる5

ヴァイオリンを弾くと背中が痛くなる場合があります。わたし自身も、痛みを感じたことは何度もありますし、慢性的に痛いとご相談を頂く場合もあります。

「ヴァイオリンは良い姿勢で弾きましょう」と指導されますし、多くの教本にもそのような記述があります。ですが、この「良い姿勢」と言うのがくせ者で、「良い姿勢」を勘違いしてしまうと身体のトラブルが起こりやすくなります。

「良い姿勢」とは、「普通に立っている姿勢」です。「胸を張って、背筋を伸ばして」というのが「良い姿勢」と思われがちですが、ヴァイオリンを弾く姿勢としては望ましいとは言えません。

背筋を過度に伸ばした姿勢でヴァイオリンを弾くと、背中や腰が痛くなるし、音色的にもやや細い音になるように感じます。背中側に過度な力がかかって、身体の健康面・演奏面にマイナス面が出てくるのだと思います※。

もちろん、背中が過度に曲がった猫背も望ましくはなく、お腹側・背中側ともに筋肉が張っていない状態 - つまり普通に立っている状態 - が望ましいと言えます。

姿勢は良すぎずに。文字通り、「普通に立っている姿勢」が望ましいと考えて頂ければと思います。背中をはじめとして、どこかに痛みを感じるときは一度ヴァイオリンを置いて、普通に立つことをお勧めします。解決のご参考になれば幸いです。

※背中をはじめ、どこかに過度な力がかかっている状態はたいていで音色が悪化します。「力を抜く」というのは、どこかだけの力を抜くわけではありません。すべての部分のバランス取りが必要で、それが音色になります。

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