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姿勢と持ち方の基本的な考え方 - 姿勢と楽器の持ち方1/8

姿勢やヴァイオリンの持ち方については、いろんな事が言われていますし、その表現もさまざまです。例えば、足の開き方ひとつにとっても「左足を前に」「右足を前に」「前後にさせず、肩幅に開いて」など、先生や書籍によって全然違ったことが言われます。

安定した演奏と、美しい音色、多くの表現を求めて、いろんな工夫がなされています。姿勢や構え方がいろいろ言われるのもそのためです。ですが、もっともベーシックな考え方・加減をお示しすることで、指摘の意味が分かりやすくなるのではと思います。

ヴァイオリンの演奏は根本的には複雑なものではありません。一番楽に弾ける位置関係で、弓の毛を全部使って(寝かさずという意味です)、音の最初から最後まで同じ音で弾きます。まず、ここがベースにあり、多くはこの弾き方で充分うまく弾けます※。

このことができれば、後は常識のレベルで考えられます。

立ち方は背中を反らさず丸めず「普通に」立つ。両手の位置は楽器と弓が充分届く位置関係に、届かないところは無理しない。弓の持ち加減は所詮60グラムの木の棒だから強すぎる力は不要。といった常識的な考え方です。

実際、いろんな方を見ていると、あまりに多くの事をやり過ぎているから、うまく弾けていない場合が大半です。コントロールできていないのではなく、コントロールし過ぎている。自動車をまっすぐ走らせるためには手を離せば良いのに、右へ左へコントロールし過ぎて不安定になっているのと似ています。

姿勢・構え方は非常にシンプルかつ常識に沿った考え方が根底にあるといえます。そこから、音色や表現のバリエーションを作るために、コントロールを付け加えていくと考えるべきで、その順序を間違えるとヴァイオリンは恐ろしく難しい楽器になってしまいます。

姿勢・構え方を考える参考にしていただければと思います。

※調整の取れた名器と名弓を弾く機会があればなら、ぜひ試して頂きたいのですが、この弾き方が一番よく鳴るはずです。

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