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土曜・日曜は東京にてレッスン。今回初めてお越しの方もおられました。遠方からお越し頂き有難うございました。お仕事で急遽お休みになった方もおられ比較的余裕の日程のはずでしたが、何だかわたしの側はとても頑張った感がありました。いつもの事ですが終わった時には灰になっております・・・。
日程に余裕があったのでサイト記事の仕上げをして更新した。今回からしばらく「独学で習得できること、できないこと」というテーマで書かせて頂きたいと思う。よろしければご覧下さい。
→http://www.violinwakaru.com/artcl/40/41_00501.html
わたしはヴァイオリンを教えることでお金を頂いている立場ではあるが、独学を否定するわけではなくむしろ積極的に独学をして欲しいと考えている。特に趣味でなさっている方は独学あってのレッスンとも考えている。
私事で恐縮です。いわゆる独学でクラシックギターを始めて1年ちょっとだが、ギター専門店に毎週のように通ってある意味最も厳しい形で教えて頂いている。お店の名品をうまく鳴らせられれば喜んで頂けるし、同じ楽器を弾いて頂くと腕の差が明らかに分かる。接客の一環とは思うものの、音が汚れていたりうまく鳴らせないと爪の削り方やタッチ(右手の弦のはじき方)についてコメントが入る等々(ある意味ヴァイオリンより厳しいです)。他のお客さんがいらっしゃる時などギターの世界の振る舞い全般についても大いに学ぶことがある。
名品は鳴らすこと自体がとても難しく正しく弾かないと響く音は出ない。そしてヴァイオリン専門店と同じでお店の方は難しい曲は弾けてもうまく音を響かせられない人には冷たいもの。3秒で判断されてしまうことでこれほど厳しいレッスンはない。
こういった生の体験だけで得られることがレッスンの意義だろう。別の言い方をすれば、昔よく言われた左脳的な「知識」の部分は書籍やネット情報でも得られるが、右脳的な「感覚」の部分は習うことだけで習得出来ることだろう。左脳的な情報はこのサイトでも多く書いているが、レッスンでは言葉に出来ない右脳的な事も含めてお伝えできるよう努めたいと思う。