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明後日8月1日午前0時から10月分のレッスンの予約ができるようになります(もちろん10月以前の日程も随時予約可能です)。よろしければどうぞご利用下さい。また10月は中旬に1週間東京レッスンのお休みを頂戴したいと思います。ご迷惑・ご不便をおかけ致しますが、どうぞご容赦下さいますようお願い致します。
土曜日は東京にてレッスン。体調を崩されてお休みになってしまった方もおられましたが7コマと多くの方にお越し頂きました。夏らしくなったと思ったらいきなり36度の灼熱になりました。また今回いつもお越しの方のお子さんのレッスンをやらせて頂いたりして、普段の初めての方とは違う緊張をしました(^^;。お越し頂いた皆様有難うございました。
金曜日にヴァイオリンの調整に吉祥寺のシャコンヌさんへ出かけ駒と魂柱を調整して頂いた(良い音になり弾きやすくなりました)。
ちょうど弓の展示もやっていてミッシャ・エルマンのラミーや金べっこうのシモンなどが目にとまった。その際に、お店の方に素朴な疑問を質問した。弓の○(フロッグの飾り:パールアイのことです)と|||(ボタン:弓の張りを調整するネジのこと、の模様)について。
・普通の○の場合はボタンが3ピース(金属の間に黒い模様が入る):写真最上段
・○にリングが入るときはボタンは金属のみ:写真中段
・金べっこう弓については○にリングがあってもボタンは3ピース:写真最下段
の場合が多いと教えて頂き、気づかなかったことなので「ほおおおお」「へええええ」ととても感心した。確かに手持ちの弓はそうなっているし(上の写真は手持ちの弓)、弓の図鑑を見ても特に古い弓はそのパターンが多く(新しい弓はそうとも言えません。自由な時代になったのだと思います)、これが美意識や常識だったり、あるいはバランス感覚だったりすることに気づかされた。気づかされることは嬉しいことです!
弓の飾りはトルテの時代を境に変化しているようだ。大きな楕円や模様の飾りから単純な○へ。それはフランス革命の時代に重なる(バスティーユ襲撃が1789年)。飾り一つにしてもギロチンにかけられるかを決める命を賭したものなのかもしれないななどと想像が膨らみ楽しい(^^)。