ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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16/2/2 Yes,We can

Yes,We can

2月1日の午前0時は4月分の予約開始日。4月はレッスン回数が少なめであるにもかかわらず既に130コマほどの大変多くのご予約を頂き有難うございました。愛知レッスンの火曜日も早速ご予約頂いたことも嬉しく思います。

また日曜日は東京にてレッスン。体調を崩されてお休みになった方もおられ7コマとなりました。お越し頂いた皆様有難うございました。それから先日大きな舞台をひかえてひどく緊張していた様子の方は本番を終え良い結果になったと連絡を頂きわたしの側でも安心しました。

ヴァイオリンは大人から習ったのではものにならないとも言われる。でも、それは「日本人にはヨーロッパ音楽は演奏できない」「現代人には古いクラシック音楽は演奏できない」という論法と変わらない。実現不可能なのは事実かも知れないが環境の相違は本人に罪はない。解決不能な前提条件を作って否定する論法はわたしは好まないし、否定することで物事が発展するわけでもない。だからこそ「ものにならない」とされる大人向けのレッスンをやっているし、数年やった結果なかなか良い演奏をする方も出てきている。

ただ、逆に大人ならでの問題にも直面している。それは自分で限界を作ってしまう問題。子供でも生じうることだが、子供の場合は子供自身が感じている限界を大人や学校の先生が取り除く事、すなわち殻を破ることを日々行っている。大人にも様々な段階があって、大学生なら同級生や先輩が殻を破ってくれるし、会社に入ったなら強制的に殻を破らされる。でも、社会人生活に慣れて歳を取るにつれて殻が厚くなり、破られる事も少なくなってくる。

「自分にはできない」と思った瞬間にできなくなるもの。「トシだから」と思った瞬間に歳を取り、「難しい」とつぶやいた瞬間に難しいものになる。そう言った言葉は照れ隠しに使うものであって、本心はできると思っていて、パーフェクトに弾けるところまで練習して「いや難しくて」と使うものと思う。

誰でもそれぞれのレベルで「弾けん〜、でき〜ん」と叫びながら練習をしているもの。殻に閉じこもってしまう事が得意な大人にならないで欲しいし、わたし自身もできるまで何度でもチャレンジをするほどに子供でありたいと思う。オバマ大統領ではないけれども、取り組む時には「Yes, We can」と信じたいし、教える時はいつも「Yes,You can」と信じてあげたい。変な自己啓発本みたいな「自分を信じよう、そうすればできる」と言う事では無く、「できない言い訳をすれば、それはできない」と言う事。教わる側も、時には教える側すらも「できない言い訳」をするのが大人向けのレッスンの実情なのだから。

今月もどうぞよろしくお願い致します。

 



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