ホーム >
土曜日は東京にて、日曜日は愛知にてレッスン。今回も大変多くの方にお越し頂き有難うございました。愛知は今年最初のレッスンとなりましたが9コマの満員大御礼でした(^^)←わたしも頑張りました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
多くの方が直面する課題として、「ヴァイオリンで歌うことができない」と言うものがある。ゆっくりの曲を歌になるように演奏するのは難易度が高く、音量がムラだらけで音のつながりに欠けた途切れ途切れの演奏になってしまう事が多い。例えるなら子供の弾くピアノみたいなもので音は出ているけれども音同士が無関係になってしまい音楽になっていない状態(要素同士の関係性はゲシュタルトとかスキーマとか認知心理学の話になります)。やるべき事は「フレーズのまとまりを意識してフレーズ内で無意味な音やタイミングの差異が無いように」とシンプルだが、実際にやろうとすると移弦やシフトなどテクニック面の余裕を要する。
「ゆっくりの曲も満足に弾けない」と嫌になってしまう事もあるだろうけれど、むしろゆっくりの曲の方が本質的に難しいものと思う。教える側としては「歌って!」とだけ言えば良い事かもしれない(本当はそれが適切な指導かもしれない)。でも、どうやれば歌えるのかの参考にして頂ければ。