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土曜日は東京にて、日曜日は愛知にてレッスン。8コマ＋７コマと今回も大変多くの方にお越し頂きました。日曜日の愛知はかなり暑くなりました。暑い中お越し頂いた皆様有難うございました。
先日購入した弓のお話にまつわり、お越しの方から「どの弓がお気に入りですか？」とご質問を頂いた。簡単なようでお答えが難しいご質問。ご質問の意図と異なる事になるだろうけれども、サウンドオブミュージックのMy Favorite Thingsにあるように悲しい気分になった時に気持ちを和らげてもらえるものが一番のお気に入りになるとも思う。わたしにはヴァイオリンではないかもしれないし音楽でもないかもしれない。「近所の商店街のくるみパン」「あまり塩辛くない焼き鮭」「ふわふわの毛布」だろうか（＾＾；←ほとんど幼児。
手持ちの弓で一番高性能で奥深い弓はトルテスクール（ルイ・トルテ？）なのだが、扱いやすいかというと扱いにくい。大変に難しい弓でうまく鳴らせた時の音は素晴らしいし弓から学ぶところも多いが、とかく神経質で思うように言う事を聞いてもらえない時も多い。すごい事は認めるが気を遣うのは、お気に入りとはちょっと違うかもしれない。
My Favorite Thingsを探すためにあれこれ見て出会っては別れてはとしているのだろうと思う。最終的には人間関係と同じで「何かあった時によく話を聞いてもらえ、思慮深く教えてもらえる事も多いが、同時に出しゃばらず口うるさくなくただ隣にいてもらえば充分な存在」が長い友達になるもので、高価でも高名でもなくても良いのだろうと思う。そして「青い鳥」は既に手元にいるのだろうとも。今のところ、長いつきあいとなっているヤコブ・ユーリの弓がそれに近い存在だろうかなあ。
