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明日5月1日午前0時から7月分のレッスンの予約ができるようになります。よろしければどうぞご利用下さい。宣伝がましく心苦しいのですが、「忘れていた」とおっしゃる方もいらっしゃるためご案内致しました。
月曜日は愛知レッスン2日目。今回も7コマと多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。今回、新しく弓を購入なさった方がおられ、非常に良い弓だったので新しい弓の使いこなしについて多くお話をさせて頂きました。
それにちなんで。
最近、他の方からも掘り出し物の話を聞いた。弦楽器の世界では「掘り出し物」はしばしば存在する事。わたし自身の経験でも、先日購入したトルテスクールのヴァイオリン弓もヴィオラ弓は弓の品質に対して割安だったし、自分のヴァイオリンのうちひとつは購入時は別の作者のものとして購入したものだが、かなりの掘り出し物だったと思う。その反面、もちろん、これまでにはイマイチだった・ハズレだったという経験もある。
銘柄や金銭的価値ではなく「音の良さ」に着目すれば、「掘り出し物」はしばしば存在する。一般的にはそれを「当たり楽器」と言うのかもしれない。製作者不明であっても「良い音の楽器」はあるので、金銭的価値は妥当であっても音的には「掘り出し物」と言う事もある。
アヤシイ話ではある。ウマイ話には裏がある。そう言うものだとはわたしだって思うし、もちろん逆も真なりで、多くのハズレもある。けれども、一方で掘り出し物がある事を信じていなければ掘り出す事もできないだろう。
今回の方も含め「当たり楽器」を購入なさる方が多いのは楽器に違いがあることを理解して下さっているという事になり、わたしの側としても嬉しいところ。良いものには使いこなしの難しさがあるが、うまく使いこなせるようにと願っている。