ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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「〜スクール」は実力を自分で判断

水曜・木曜は東京にてレッスン。水曜日は8コマと多くの方にお越し頂きましたが、木曜日は体調を崩された方やご都合が悪くなってしまった方が相次ぎ5コマと大変余裕のある日程になってしまいました(^^;。お越し頂いた皆様有難うございました。この時間を使って、溜まっていた仕事やこのサイトの新しい記事を作っておりましたです。

先日購入した弓は「トルテ・スクール」という事になっている。お越し頂いた方とお話ししている時に、この表現は誤解を生みやすいかなと思ったので書かせて頂こうと思う。

「〜スクール」と言う呼び名は、絵画で言う「レンブラント派」など、「作者は特定できないもののそこらへん」と言う感覚になる。つまり「トルテ・スクール」は「トルテっぽい」と翻訳して理解したら良いだろうか。

従って、意味する内容の幅が非常に広いことになる。「トルテのムードのある弓」から「かなりトルテに近いけれども断定できない」と言うものまで含む(後者の場合は、attribute〜やascribed〜、あるいはprobably〜と表現されることも多い)。値段の幅も非常に広い。

つまりは、トルテだと喜ぶべきではなく、作者不明と捉えた方が好ましいと思う。

けれども、「〜スクール」の中に、音が非常に良いものが含まれている場合があるのでわたしは注目して見る。骨董価値の高さより音の良いものを安く入手できることの方が自分には嬉しいことだから。その反面、不確かで骨董価値が付かないモノは売却しにくくなってしまうため(売れないから安い)、本当にそれが良いものなのか見極めは必要。

アヤシイ、イカガワシイものではある。人によってはそれを安易にニセモノと言うかもしれない。でも、真贋ははっきりしなくても音の良いものは良い道具であり、良い道具は下手な作者には作ることができないもの。逆に作者が断定されていても音が悪いものの方が、わたしにはアヤシイ、イカガワシイものと感じる。

 



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