ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

2013年の出来事。今年もありがとうございました。

2013年も今日で終わりになります。今年も有難うございました。

昨年2012年は「まるごとヴァイオリンの本」の出版やNHKで自分の演奏が全国放映された、といった派手なことがあってかなり消耗した感があり、今年は静かに充電しようと思っていました。勉強をしたい気持ちが強かったし整理したい事もありました。

3月にはニューヨークにでかけモンドムジカ(ヴァイオリンの展示会)を見てきました。また、音楽雑誌のモーストリークラシックさんからご依頼頂き、記事(8月号に掲載)を書かせて頂いた事も大きな出来事と言えます。

ニューヨークのモンドムジカにて:
ルジェロ・リッチの持っていたグァルネリ・デル・ジェスを弾かせてもらってご満悦の図

「整理する」をモットーに今年はやっておりました。整理できたことも整理できなかったこともありますが、長年溜め込んできたガラクタや、あまり使っていなかったギター類を手放したのは自分としては思い切った決断でした。

来年2014年も皆様にとりまして良い一年になりますよう。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

「ヴァイオリンがわかる!」とわたしの2013年を書かせて頂きたいと思います。私事ではありますが、よろしければご覧下さい。

 


 

ヴァイオリンがわかる!の2013年

「ヴァイオリンがわかる!」は1ヶ月に1回程度更新出来ている。これでも自分としては頑張っているつもり。まだまだ書くべき事はあってネタ帳にもメモしてあるのだが、記事として組み立てるのが時間的になかなかできず、まとまった時間の取れる移動中の新幹線内で作っている状況です。

デザインや設計のリニューアルも考えているものの、今のところスマートフォンの未来が見えないため、実験と技術の蓄積だけに終わっている。

検索エンジンによる順位は引き続き高評価で、「ヴァイオリン」「バイオリン」のキーワードでYahoo!、Googleともに上位を維持している。検索サイトのアルゴリズムやシステム的な変化で、閲覧環境ごとに順位が変化しているが、比較的上位に位置しているだろうと推測している。

書籍「まるごとヴァイオリンの本」は順調に売れ続けている様子。売れない商品であれば出版社さんや書店さんに迷惑をかけることになるので胸をなで下ろしている。また、音楽雑誌のモーストリークラシックさんから、3ページ「ヴァイオリンの構造について」、「弓について」、「弦について」と言う内容でご依頼頂き記事を8月号に書かせて頂いた。

 

「まるごとヴァイオリンの本」の写真とモーストリークラシック8月号の写真

また夏にはとある技術研究所で、貴重な音響実験に参加させて頂き、また意見を述べさせてもらう経験をさせてもらえた。

少しずつインターネット上だけではなく様々な媒体で考えを示させて頂く機会に恵まれてきている。お話しさせて頂いていることが何らかの形でお役に立っている事を願っている。

 


 

レッスンの2013年

2013年も非常に多くの方にレッスンにお越し頂いた。これまでの累計でお越し頂いた方は570名を超え、現在100名ほどの方に定期的にお越し頂いている。今年もレッスン回数として1,800回以上行った。

長い間お越し頂いている方は難しい曲を弾くようにもなっている方もいるし、最初はヘロヘロの音だったのが立派な音になった方や、音程が全然合わなかった方がかなり合うようになった方もいる。わたし自身もこれだけ多くのレッスンを行っていると手際は上手くなるし、説明の表現方法も無駄が少なくなる。レッスンを行う技術は5年前より上達しているとは思う。

けれども、その方をどうして差し上げたら良いのかは迷いが出てきた。うまくヴァイオリンが弾けるようになっても満足してもらえるわけではない。全然弾けないうちはご自分の成長が見えて楽しいものだが、弾けるようになるほどつまらなくなっていくというジレンマ。

教える側としてはヴァイオリンを上手に弾けるようにすれば良いことであって、それ以上の事は余計なお節介かもしれない。でも、できるようになった技術の生かし方までお話ができればと思っている。

 


 

2013年に出会った楽器たち

今年もストラディヴァリ、グァルネリを含め多くの名器・名弓に出会った。今年は特に良いストラディヴァリとグァルネリを弾くことができた。そこから最上のもののイメージを捉えることができたし、自分の楽器の位置づけに確信を持つことができた。その点で、一歩進むことができたと思う。

ニューヨークでも名品を触らせてもらったし、メトロポリタン美術館でも良い楽器を多数見てきたが、日本で見る名品と変わらなかった。さぞ世界の中心には特別に良いものがあるのだろうと期待していたわけだが・・・。ニューヨークは楽器よりもMoMAに行けたのが自分としては嬉しい経験だった。

また8月にはガスパロ・ダ・サロ(400年以上前の楽器)を1ヶ月間レンタルし、レッスンも練習もこの楽器で行い、ホールを借りて弾いてみたりもした。超オールド楽器は独特の世界があり、音の引き出しを増やすことが出来たと思う。この引き出しの数が音色の数になるわけで、わたしにはこういった経験は重要と感じている。

お借りしたガスパロ・ダ・サロでわたくしが弾いております
バッハの無伴奏ソナタ1番アダージョの演奏動画です

今年はヴァイオリンに関連で購入した楽器は少なく、ヤマハのカーボン弓とサンライズオークションでゼロハリバートンのヴァイオリンケースを落札しただけだった。お金が無くなったわけでもないが、手元の楽器が良いものになるにつれて、感動できる楽器が少なくなっているのだろう。手元に良い楽器があるのは嬉しい反面、夢が枯れていくようで少し残念にも思う。

ヤマハのカーボン弓:ズッカーマンモデルです

ヴァイオリンとは違うジャンルの楽器だがギター類に関しては当たり年でエレキギター(G'seven guitarsさんのLespaul)エレキベース(1962年のFender Jazzbass)、アコースティックギター2本(Martin D-45LEとMartin D-45 Mandolin brothers)をいずれも非常に良い音のものを比較的安価に入手できた。こういうものはいくらお金があってもタイミングが合わないと買えないものなので、素晴らしい楽器に出会えたのは幸運なことと思う。

どのジャンルの楽器でも良い音の楽器は同じ系統の音がするものなのだろうと思う。ヴァイオリンでもギターでも弦の音ではなく胴体の鳴っている音が大事なんだろうなと。

一方、楽器の整理の必要は感じていて思い切ってエレキギター1本、エレキベース3本、アコースティックギター2本を売りに出した。

今年購入の楽器たち:良い音のヴァイオリンと同じ系統の音がします。

 


 

2013年のわたくしごと

わたくしごとで恐縮です。2013年のわたしの出来事を書かせて頂きます。

上記の通り3月にはニューヨークにでかけた。お出かけとしてはもうこれだけで一年分という感じ。

ニューヨーク:建造中の世界貿易センターです。

今年のゴールデンウィークは遠出をせずに愛知県の熱田神宮など地元を再発見路線になった。熱田神宮これまで行った覚えがなかったけれども予想以上に立派な杜でした。

熱田神宮:地元だからこそ歴史的な位置を理解していなかった

5月には初音ミクのオペラ「The End」を観に行った。これまでに無いジャンルの音楽・映像表現だったので自分としては大変印象深い経験になった。

初音ミクのオペラ「The End」:その後パリでの公演もあったそうな

9月には私の両親と嫁さんの両親と6人でわたしが車を運転して富良野・美瑛に出かけた。わたしの両親は愛知県、嫁さんの両親は北海道ということもあり、こういう機会はこれまで持つことができなかった。楽しんでもらえただろうか。

富良野の風景:北海道らしい風景を楽しんでもらえただろうか

 



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