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月曜日は愛知レッスン2日目。お越し頂いた皆様有難うございました。今回は久しぶりにお越しの方が多く嬉しく思いました。また遠方からお越しの方もおられ、遠いところを大変恐縮です。
レッスンでいつも意識しているのは「音楽的」であること。音楽的な音色、音楽的なボーイング、音楽的なフィンガリングなどなど。今回もそう言うお話を多くさせて頂いた。漠然とした内容とはわたし自身も思うし、自分だって分かっているわけではない。
音楽は音を使って聴き手に何かを感じさせること。通常は不快感ではなく、快感を与えること。より形而上的な何かを感じさせることができれば最高なのだろうが、その方法はわたしは知らない。
逆にどうやったら不快感や不安感を与えることができるだろうかと考えるのは有益だろう。ノイズの多い音は普通は不快なものだろうし、不安定なリズムや行き当たりばったりの音量の変化は不安を与えるだろう。これらは目先の処置にとらわれて、手だけで弾いている状態なのだろうと考える。
ご指導頂いている先生はいつものように「音楽は手でするものじゃないよ、耳でするものだよ」とおっしゃる。至言と思う。自分の音すらなかなか聴けるものじゃないので、難しいですよね・・・。