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1日は2013年4月分のレッスンの予約開始日。すでに多くのご予約(90コマくらいかな)を頂き有難うございます。また水曜日・木曜日はそれぞれ8コマずつと非常に多くの方にお越し頂きました。わたしの方も頑張りました(^^)。
うちではあまり細部を指摘しない。もちろん大雑把な目安はお話しするが、弓の持ち方はうまく弾けて良い音が出れば良いし、左手の押さえ方も含め良い音が出て適切な音程で弾くことができればそれで良い。
弓の持ち方が大切なのは事実。左手の押さえ方が大切なのも事実。でも、全体がバランスよく機能している状態が良い状態で、持ち方や押さえ方の形だけにこだわっても仕方ないと考えている。弓の持ち方を適切にするには弓自体の特性も含め右腕全体の動きを考える必要がある、と言った意味。
テレビ的に「重要なポイントをズバリひと言で」とか「合っているか間違っているかYesかNoで」と意見・判断を求める需要があるかもしれないが、うちはそう言った世界にはいないし、そのような態度を軽蔑する。それは質問側のあまりに強いエゴそのものだから。相手の考えを知ろうとする気がないから、そういう質問ができるのだろう。こういう質問をされた時は少なからず不愉快に感じる。
細部については多少大味で良いから、全体としてうまく機能している弾き方になるように、すなわち些末なことではなくヴァイオリン演奏のシステム全体についてお伝えしようと進めているつもり。それであればご自分で細部を追究していっても良い方向に向かうはずだから。
日本人的ではないかもしれないし、日本人には苦手な考え方かもしれない。やはり、ヴァイオリンはイタリアのものなんだなあと思わされる事がしばしば。
それが合う方、合わない方、どちらもいらっしゃると思う。必要として下さる方には感謝致します。
今月もどうぞよろしくお願い致します。