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火曜日は夕方までお休み。お昼にはレッスンではないヴァイオリン関係のお客様にお越し頂きました。また、夕方はレッスン。体調を崩されてお休みになった方や、お仕事のご都合でお休みになった方がおられ2コマのみとなりました(どうぞあまりお気になさらず)。お越し頂いたお二方有難うございました。
「レッスンではないヴァイオリン関係のお客様」にいろいろお話を聞かせて頂いた。ヴァイオリンの世界も不景気の風が吹き荒れていることがよく分かる。それはヴァイオリンが衰退しているのではなく、既存のヴァイオリンビジネスのやり方が収束しつつあるのだろうと感じる。
クラシック音楽が価値を失ったとは思わない。長年生き残った曲は面白いものと思うし、つまらない曲はいずれ消えるもの。現在生き残っている「名曲」は非常に面白い曲だから生き残っているのだ。ヴァイオリン自体も、他の楽器に比べて現在でも面白い楽器であり続けていると思う。それは当面変わらないことだろう。
ただ、ヴァイオリンの世界にも悪しき慣習が少なからず存在する。生徒には自分の言うことだけを聞かせようとする先生の姿勢など、情報をオープンにしないことはそのひとつだろう。それがヴァイオリンに関わる者自体の首を絞めていることに早く気がついて欲しいと思う。
毎度の松脂のお話。ナゾの松脂を入手してテスト中。
純粋な松脂を使い、こだわりの製法によりごく少量しか作ることのできないというもの。「またアヤシイものを!」と言われそうだが、厚みのある音が出るし、タッチも良好。缶ベルナルデルと比較しても同等クラスの音が出ていてかなり良い感じ(これは相当にすごいこと)。だんだんディープな世界に踏み込んでいる気はする(^^;。
いつも書いている通り松脂でかなり音は変わる。弓を格上のものにしたくらいには変わる。カーボン弓で試しても、パジョーやユーリで試してもなかなか良い感じ。
最初の印象が良くても、次第に使いにくさが出てくることがあるので、時間をかけてテストを続けようとしているところ。もし興味の方はレッスンの際にお試しになって下さい。あ、缶ベルも引き続きお試しOKです(^^)。