ホーム >
火曜日はご指導を頂きに目黒区へ。ベートーヴェンのコンチェルトとカール・フレッシュの音階を中心に。
ベートーヴェンはインテンポでとご指導を頂く。単にメトロノームでということではなく、正しいテンポ感でということだろう。ベートーヴェンはソリスト付のオケ曲のようなもので自由に弾ける曲では全くないとも。また、3楽章のリズムについて多くご指導を頂いた。6拍目と1拍目の関係についてなど。
難しいな・・・。でも、オケの音を意識してリズムを正確にと弾くと、何か気がついたことがあったような気がした。
何となく「普通に弾く」とはこういうことなのだろうかと。ベートーヴェンを弾くには自我からは完全に超越して、作った表情ではなく普遍性を持って弾かなければならないと(分かっていないからつい自我が出てしまうのだろうけれど)。でも、無表情ではなく。「正しい表情」でということだろう。
こういう曲は一生分かるものではないのだろうが、この曲の持つ風景がちょっとだけ見えた気がした。