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1日は11月分のレッスンの予約開始日。現在までに96コマほどのご予約を頂きました。3ヶ月も先のご都合をつけて頂き、本当に本当に有難うございます。土曜日、日曜日は東京にてレッスン。両日とも8コマずつの16コマと非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。
「良い音」、「美しい音楽」というのは「天国的な響き」なのだと思っている。天国に行ったことは無いので実際にはわからないし、多分、西洋の天国と東洋の天国もちょっと違うものなんだと思う。自分の中のイメージでは、極楽浄土(仏教に詳しいわけでもありません)のイメージ。少女漫画で飛んでいるキラキラ、フワフワのイメージとも言える。
そこで鳴っている音楽はと想像する。少なくとも耳をつんざく音ではなく、回りから包まれるような響きなのだろうと思っている。
金曜日にとあるところで、J.B.グァダニーニを3本弾かせて頂いた。いずれもよく音の出る良い楽器だったが、ストラディヴァリやグァルネリ・デル・ジェス以前の楽器とは設計思想が違うのだなとも感じた。ストラディヴァリ以前の古い楽器は空間を響かせる感触があってクラシカルと言えばクラシカル。グァダニーニはよりモダンな音と感じた。あくまでも善し悪しではなく設計思想の違い。
ひとにより好みがあるかと思うが、空間を「ふわー」と響かせる音がわたしには「良い音」。パイプオルガンの音や合唱曲の音。古い曲向きの音とも言えるが、バッハはそんな音で弾きたいところ。
9月もそんなお話にお付き合い頂ければと思う。どうぞよろしくお願い致します。