ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

パンダ

パンダの赤ちゃん記事にした途端死んでしまいました・・・。天候も政治も学校も不安定な記事が続きますね・・・。九州の皆様あるいは九州にご縁のある皆様大丈夫でしたでしょうか?熊本も竹田も行ったことのある土地です・・・。

 


 

楽譜・楽器の求めるように

水曜日と木曜日はそれぞれ8コマ、9コマと大変多くのレッスンをさせて頂いた。非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。今回、例外的に小さい子にレッスンをさせて頂いたりもした。お話させて頂いたことわかったかな?遠い遠いところお越し頂き有難うございました。

楽譜が求めるように、楽器が求めるようにと言ったお話をとある方にさせて頂いた。表情・表現はそういうものと思っている。人間が味付けをするのではなく、素材が生かす・求める味付けにということ。作曲家自身に見えている風景・感じている心象風景を音にしようとしているもの。その風景が見えるように弾かなければいけないと考える。

また、楽器の方で音を導いてくれる場合もある。楽器が進みたい方向に音楽を進ませるということか。オールド楽器やオールド弓はそういった「意志」を感じさせることが多く、だからこそ価値があるのだろうと思う。ちなみに、ヴァイオリンの世界で「オールド」は「古くて、良い楽器」のこと。「単なる古い楽器」ではない。

ゴッホやピカソの絵画も、「激情に任せて」というものでは絶対にないし、まして「子供の落書き」でもない。画家達の心に映ったものを素直に表現し、また、表現できるテクニックがあったから尊いのだろうと思う。実物を見ると驚くほどの「自然さ」を感じる。ゴッホは窓から外を見るようであるし、ピカソはキュビズムのものもリアリティがある。

いわゆる「芸術」は受け取る側の心を反映するのだろう。「激情に任せて」「子供の落書き」と言った先入観を持っては、「芸術」は理解できるものではない。音楽も先入観なしで弾きたいと思うし、可能ならお越しの方にも「そういう発想もある」ということを知って頂きたい。

 


 

湿度対策

木曜日は非常に蒸し暑かったのでエアコンをガンガンかけていた。エアコンをかけないと70%以上の湿度。このくらいの湿度になると弓の毛は伸びきってしまうし、楽器も剥がれる可能性が出てくる。新作楽器は湿度が高いと良い音が出ないので、この日はオールド2本でやらせて頂いた。

湿度対策は基本的に何もやっていない。エアコンを入れるのも人間の側の都合。かつては除湿剤を入れたりしたが結局無意味と思ったので、防虫の意味も含め晴れた日にケースを干すことだけをやっている。ニカワは剥がれる時は剥がれるもの。剥がれたら直してもらえばいいやと思っている。

オールド楽器は湿度に強いと思う。湿度が高くても低くても安定して同じような音が出るのは構造上の変化が少ないと言うことなのだろう。高湿になるとペグが動きにくくなってしまうことはあるので、吸湿や乾燥を繰り返しているのだろうが、材料が乾ききっているためか音に大きな変化が出ない(材料が乾くというのは水分が抜けるのではなく、材料が経年変化して変質していることと思っている。セルロース化などと言われるが、そこはよく分からん)。

ただ、松脂が湿度を吸うのか松脂の塗り方には気を遣う。湿度の変化が大きい時は松脂を塗りすぎてはガサガサしてとてもとても聴ける音にはならないと感じている。

 



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