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火・水・木曜日はレッスン。今週も多くの方にお越し下さり有難うございました。水曜日は比較的余裕があり、わたしの側では切羽詰まることなくレッスンをすることができました(^^)。
レッスンの中で、音符の並びに導かれるように弾くというお話をさせて頂いた。また、楽器に任せて弾くというお話もさせて頂いた。
優れた曲であればメロディや和声の進行に伴ってあるがままに弾く方が良い時がある。感情を込めてクレッシェンドをしました、表情を付けましたと言うのではなく、表情を付けようとしないで響きの明暗や移ろいを感じながら弾く、と言うこと。
また、楽器に関しても「楽器を弾くぜ!」のではなく、楽器に任せて楽器に弾かされるような感じでという考え方があり得る。楽器任せに弾いた方が、楽器から音を「取り出す」ように弾いた方が好ましい響きが得られることも少なくない。
文章の言霊と同じく、楽譜や楽器にも霊魂があるのかなと思うことはある。変なオカルト的なお話ではなく、楽譜や楽器の持つエネルギーを感じながらということかなと(時を経てもエネルギーを持っているからこそ、名曲・名器たり得る)。
九十九神と同じく、楽器も100年も経つと魂が宿るようにも思える。楽器が嫌がらないように弾くのが良い音を出す秘訣かもなと。
いずれも100年以上前のうちの楽器たち。ほらほら霊が見える(^^;