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土曜日・日曜日はレッスン。今週も2日間で17コマと非常に多くの方にお越し下さり有難うございました。とても湿度が高く、ガット弦をお使いの方は大変でしたし、ペグも回りにくくなってしまっていました。
ヴィブラートについてのお話。またかと言われそうだけれども、ヴィブラートはヴァイオリン演奏の中で非常に重要な要素にも関わらず、体系的な教え方をされることが少ないように思えるから。
ヴィブラートがある程度できてくると、そのクオリティを上げる話になっていく。良い音のするヴィブラートをかけるためには、適切な速さ・振幅に加えて滑らかな段の無い動きが必要。魚のしっぽのようにスムーズな動き、サインカーブのような動きにと説明することがあり、そのためには手をどうするかとお話させて頂く。
無理の無い動きにするには、筋肉が張っていない状態が望ましいと考えている。肘は入れ過ぎず出し過ぎず、指も曲げ過ぎず伸び過ぎず。
滑らかな動きにとやって頂くと、なかなか良い音が出てくる。「良い音」は物理法則的に「きれいな」動きなのだろうと思う。
福島県宛へふるさと納税の申し込みを行った。3月に日本赤十字を通じて、4月に宮城県、5月に岩手県へそれぞれふるさと納税にて。各々10,000円ずつ送金させて頂いた。
6月は福島県へとふるさと納税にて申し込みを行った。今回も10,000円送金させて頂く。福島県は申請システムがあり便利に申請が出来た。
福島からお越し下さった方もこれまでにおられるし、また現在自分の使っている楽器を紹介して下さった方は福島出身の方だった。元気にされているだろうか?
福島県は地震と原発事故の両方であまりに気の毒に感じている。特に原発に関しては非常に長い時間と莫大な費用が収束までに要するはず。まだ処理設備すらまともに稼働すらしていない状態で、先行きは暗く感じている。
6兆円〜20兆円ともされる原発事故の処理費用。国家予算(90兆円/年)の1/4にもなる金額では原発ひとつで国を破壊させたと思わざるを得ない。国全体としても、個人の生活としても憂慮することが多い。
厭世の時にこそ芸術・美術が必要かもしれないけれども、本当に音楽なんかが役に立つのかと自分の中ではまだ結論がついていない。
送金させて頂くお金は本当に小額で本当に微力ですが、何かのお役に立てて頂ければと思う。
ところで、岩手県から封書が届いた。「ふるさと納税有難う」のお礼状&納税証明書でオマケとして岩手県のアンテナショップの5%割引カードが入っていた。印刷とは分かっていてもお礼状を頂いてちょっと嬉しく思いました(サインは直筆の様子。すごい労力だろうに)。
東北の方々の早い生活の安定と、丁寧な復興を願う。