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4月1日は6月のレッスン予約の開始日で今月はどうなるかなと心配していた。が、4月1日だけで84コマほどのご予約を頂いた。社会的・心的に不安定な時にもかかわらず本当に有難うございました。6月も頑張ってやっていきたいと思います。
日曜日のレッスンの最中に緊急地震速報が鳴って冷や汗をかいたり、土曜日のレッスンの最中に大きめの余震があって緊張が走ったりした。大地震の時には最初小さな揺れだったので、小さな揺れでも敏感になっている。
また、ご予約頂いた6月頃から電力の不安が再度生じるように思える。どうやって冷房をしようかと今から思案中。さすがにうちわと風鈴ではしのげないだろうし。電池式の扇風機で勘弁して頂くことになるかもしれない。何か良い方法はないものか。
ヴァイオリンに限らず教える仕事のうち半分は「大丈夫」と言ってあげることと思っている。問題点の改善も仕事ではあるのだけれど、良くできている点は「ここは大丈夫」と伝えることが大事。
今回の地震のように大きな不安が生じると「大丈夫」が強く心の支えになる。わたし自身も兄(阪神・淡路大震災の時に神戸の灘区にいた)にどうしたらいいかなと電話で聞いて、現実的なことについていくらか聞いてかなり安心できた。
地震の後、ヴァイオリンを弾かなくなってしまった、楽しくなくなってしまったという方も複数おられる。わたし自身もヴァイオリンは仕事なので弾くけれど、ギターなどは地震後しばらくしてちょっと触ったものの、その後は再び弾かなくなってしまった。
しばらく弾けなくなってしまっても「大丈夫」と言ってあげたい。特にボーイングの技術は崩れやすいものだけれど、どの方も、多少振り回していたりはあるものの、大きな問題は生じていない。その点についてはわたし自身も安心しているし、安心して欲しいと思う。
弾けない時、弾きたくない時は無理に弾かない方が良いと思う。曲が気に障る時は単純な基礎練習だけでも構わないし、音が耳に障る場合は全く弾かなくても良い。「大丈夫」と思える時まで、弾く気になるまで待つのが健全と考えている。