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月曜日の11月1日は1月分のレッスン予約開始の日。この1日で84コマと今月も大変多くのご予約を頂き有難うございました。
うちのレッスンは何から何まで教えるというタイプのものではない。
最初の1年間くらいは強弱の話はほとんど出てこないし、表情をつける話もまず出てくることがない。きちんと音を出すための弓の動かし方と適切な音程で弾くための左手の加減、あとはヴィブラートとスピッカートが中心。「楽器を鳴らす」ということの考え方から、そのため「こういうようにすると良い音が出る」というお話ばかり。
それがご期待にそえることが出来ているかは分からない。「もっと事細かく教えろ」と思われるかもしれない。
昨日の日記で少し触れたように、かつて松本市で教えていた時は事細かくお話していたけれども、それは良い教え方ではないと考えるように至った。事象を指摘するのではなく、理論を説明することが必要なのだろうと。すなわち、なぜ、どうして、そういう弾き方をするのか、音程とはどういうことなのか、と言った理解が必要なのだろうと。
わたしだってお話していることが全部出来ているわけではないのだけれども、1月・2月も引き続き、「きちんと弾くこと」を中心にお話していきたい。