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木曜日は教える方のレッスン。今回も非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。
お越しになる方にはいろんな方がおられる。器用な方、不器用な方もおられる。ボーイングひとつにとっても、すぐにまっすぐに弾けるようになる場合と、なかなか良い音にならない場合と。
でも、不器用な方はできるようになると完全にその状態を維持できるものなんだなあと、最近思うようになった。つまり、不器用な方の方が手戻りが少ない。
わたしのお話を聞いて下さらない方は問題外だけれども、聞いてやろうとしているのにうまくいかない方は、実は有望なのかもと。大器晩成とはよく言ったもの。
わたし自身は比較的器用な方なんだと思うけれども、いろんな適性の方がいらっしゃるのだなあと思う今日この頃。
最近CDを多く聞くようになった。先日書いたようにオーディオ機器に少し手を加えたので、勢いがついたのかもしれない。
ラフマニノフのピアノコンチェルトの2番は自分にとって思い出深い曲で、久しぶりに取り出して聴いてみた。かつてはキーシンの演奏が良いように思ったけれども、聞き比べてみたらアルトゥール・ルービンシュタインの演奏が良い演奏に思えた。
音色もきれいとわかったし、かつては気がつかなかった歌い回しの妙が分かるようになった。ルービンシュタインが名演奏家と言われるのがわかるような気がした。
懐古趣味になったわけではないと思う。演奏についても録音についても、恣意的な味付けの有無がわかるようになったのだと思う。
少しは音楽がわかるようになったのかも。嬉しい(^^)