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木曜日は教える方のレッスン。7コマと標準的なコマ数となり、自分としては一息つけた感じ(お休みの連絡頂いていて、スケジュールから削除するのをうっかり忘れていました(^^;)。お越し頂いた皆様有難うございました。
今回、モーツァルトやバッハなど古めの曲をお持ち頂いている方がお越しになったのだけれど、「普通の」「平凡で」「まっすぐな」音でとお話しさせて頂いた。その方がよほどそれっぽくなるし、実際に美しい演奏になるように思える。
これはわたし自身、とある方に教えて頂いたこと。「普通に弾く」ところにヒントがあるなんて思いもしなかった。感情を入れて、表情をつけて、が良いと思いこんでいたから。それ以来、できるだけ普通に、できるだけ自分の勝手な感情を入れないようにと心がけている。
レッスンでも表情のお話をさせて頂くことは現在は滅多にない。自分の色に染めてしまっては、レッスンを受ける方がダメになるし、形だけを整えることに何の意味があるのか。楽器の能力を生かすこと、楽譜通り弾くことをお話ししているに過ぎない。その中で、曲からインスパイアされることに従えば良いと考える。