ホーム >
昨日の日記に書いた、わびしい音のサイレントヴァイオリン。音色の問題だけでなく、音程が取りにくい問題もあったため、半日かけて改善を試みた。
弦高が高かったし、いかにも鳴りの悪そうな駒だったため交換。以前に駒交換の時に取っておいた駒をつける。これだけでも、そこそこに弾きやすくなったし、駒の位置を微妙に変えても加減が変わる。
また、音色はギター用のエフェクターで変化させた。ピエゾピックアップの癖が出にくいよう、2kHzあたりを減らし、低域と高域は持ち上げる。これでだいぶ聴ける音になった。
演奏上の工夫も必要。アコースティック楽器よりも、更に軽く弾く方が良い音がするし、ちょっとした弾き方の差が音に大きく出る。
よく言われる、「サイレントは簡単、アコースティックは難しい」は誤った認識と思う。サイレントにはサイレントなりの難しさがあるし、エレクトリックヴァイオリンとして使うには音色を作る努力と、この楽器に適した演奏法がある。
工夫のし甲斐があるし、面白い。この楽器からもいろんな事が学べそう(^^)。