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水曜・木曜はレッスン。今週も非常に多くの方にお越し下さり感謝です。
以前も日記(mixiだったかもしれない)に記したことだけれども、たまに曲をわたしと交互に弾いて頂くことがある。1小節や2小節ずつ、わたしが弾いて、お越しになった方が弾いてという形。
古典的な指導法であるし、批判のある方法ではあるけれども、使いどころを誤らなければ非常に効果的な方法。弾けるかどうかよりも、明らかにわたしの音に近い音(それが良いかどうかはともかく)になるので面白いところ。
意識的にせよ無意識にせよ、その音が教わる側の音になるのだから、教える側の音は非常に大事と思う。だからこそ、ほぼ必ずうちにある最も良い楽器と弓でレッスンを行うようにしている。音は手で作るものではなく、演奏者の頭の中にある音が出てくるものと思う。交互に弾くだけで、それが実現できるのは面白いところ。
金曜日はレッスンを受けに目黒区へ。バッハの無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ版)の5番を中心に。
今回の収穫
・5度の和音の時は、ひじで音程をコントロールすると良い
・楽器の側を弓に当ててフォルテ
・歌うポルタートで。ただ、音を切るだけでない。
・左指を押さえる時に、手首からシフティングするのではなく指を伸ばして押さえる方が良い場合がある。
バッハのチェロ組曲は順に難しくなっていき、5番になると結構な難しさになる。ちょっと無理をしないと押さえられない和音なども出てくるし。次回は6番。弾きこなせるだろうか。