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金曜日は横浜へ。楽器フェア2009を見に行く。楽器フェアはギターやドラムなどポップスで使う楽器の展示会。わたしはギターもベースもドラムもキーボードも弾くので、こちら方面の楽器にも興味があるため、毎回見に行っている。
すごく良い天気♪
不景気のためか例年に比べ明らかにブースが少ない。弦楽器フェアもそうだったけれども、不景気は楽器業界を直撃しているなあと実感する(確かに、楽器なんて生活必需品ではないですし)。
午後には人が多くなってきたけれども、ブースが少ない。
電子オルガンではあるけれども、エレクトーンとはちょっと違い、パイプオルガンの電子版。イタリアのモンドムジカでも触ってきたが、足鍵盤も充実しているし、ストップのコントロールも平易でとても良い感じ。これで98万円は安い!欲しい!(^^)←どこに置く?
細かい作りは高級感がないけれども、楽器としては非常にそれっぽい
以前から興味を持っているV-Drumがモデルチェンジした。シンバルを叩くタッチやバスドラムのタッチがよりホンモノっぽくなったように思えた。これも欲しいもののひとつ(^^)。
街頭ライブなどに使える充電式電源装置。ちょっとしたアンプなら20時間使える電源になるそうでしかも比較的軽量(3kg)。もちろんパソコンなどにも使える。アウトドアや出先での研究などに使えるはず。
もちろん、燃料電池の方が画期的だけれども、それまでのつなぎとしてはよいのではないか(リチウムイオン電池だそうです)。
180年前のピアノを弾かせてもらいました。タッチが非常に軽く、繊細で、表現力は豊か。楽器のサイズも鍵盤のサイズもヒューマンスケール。やっぱり、現代のピアノは20世紀機械工業的だなと感じる。ヴァイオリンはこんな軽いタッチで弾くものなんだろうと感じた。
ボンゴやコンガといった、パーカッションのタッチを再現した電子楽器。表面の皮を擦るだけでも音が出るのが新しい。叩いた感じで敏感に音は変化するし、叩くタッチもラテンパーカッションに非常に近い。これは安売りされていたら欲しいかも(使用用途はなし(^^;)。
マーティンのブースと、テイラーのブース、ヤマハのブースでそれぞれアコースティックギターを弾いてきた。
マーティンはスタイル45も28も薄っぺらい情けない音がしていてがっかり。新品のマーティンは鳴らないというけれども、これではあんまりだと思う。加藤和彦モデルの45だけが及第点の印象。
一方、テイラーは立派に響き渡っていて好印象。ヤマハもAREという木材加工技術を使ったものは、新品にもかかわらずよく響いていた。
ヴァイオリンの世界にも言えるが「驕れる者は久しからず」。弾き込めば鳴るといった幻想で楽器を売るのはいい加減にして頂きたい。オールドマーティンは絶対最初から鳴ったはず(それでなければ売れない)。
録音できるチューナー。どのように使うのかは不明だけれども、面白い発想の製品。
テルミンの演奏をしていました。上手なひとが弾くと、美しい歌声に聞こえる。うちのテルミン、使っていないなあ・・・。
今年もケロミンがいました。
ヴァイオリンも少々。
土曜日は埼玉にて、日曜日は愛知にてレッスン。今回の愛知のうち3名の方が、それぞれ大阪、京都、兵庫と3名の方が遠くからお越し下さった。本当に有難うございました。
土曜日のレッスンで、とある方が弦楽器フェアで購入なさったという楽器をお持ち下さった。それほど高額では無い中国製の楽器だそうで、ストラディヴァリのコピー。
これが非常にそれっぽくできていた。スクロールもエッジの感じも見慣れている本物のストラディヴァリに近い雰囲気だったし、横板の高さも本物と同じ取り方(スクロール側よりエンドピン側の方が長いものが多い。ここができていないコピーは多い)。
キズやニスの修復跡などオールド加工もされていて非常に手の込んだもの。さすがに、ブッシングや継ぎネック、摩耗の跡まではされていなかったけれども、大いに感心した。
音もなかなかのもので、きちんと調整すれば相当に良い音になるのではないだろうか。こういう楽器がイタリア製になっていたりするのかな、といささか複雑な気持ちに。
良いものを買われたと思う。わたしも嬉しく思う(^^)。