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木曜日は教える方のレッスン。前日の録音・録画があったため、10時のコマだけはわたしの方で埋めさせていただいたが、後は10時間ぶっ通しでのレッスン。頑張りました(^^)。
今回は半年ぶりにお越し下さった方がおられた。ヴァイオリンもほとんど弾けなかったそうだけれども、左手はむしろ以前よりもきちんとしていた(右手は手直しの必要が多少あり)。
寝かせておくと良くなることも本当にあるのだと思う。ヴィブラートやスピッカートについても、時々練習を止めていただくことがある。むしろ、その方がうまくいく場合があるから。
心配していたが、復帰されて、しかも、技術面でも悪くなっていなかったので安心した。
また、今回は楽器についても興味深く思った。これまでと違う楽器を持ってこられた方が3名。おひとりは弓がいつもと違う、おふたりは最近新規購入され今回その楽器での初のレッスン。
楽器でお話しすべき内容がかなり変わる。圧力が、弓の長さがといつもお話しするが、見た目の問題ではない。音が良くするためのアイディアとしてお話ししているもの。
弓がいつもと違う方には、「引っかかりを強めに感じて」とお話ししたし、楽器が変わった方のおひとりには「かすれるくらい圧力を軽く」とお話しした。いつもと違うことを言っているかも知れないが、その楽器と弓の組み合わせで良い音が出る加減をお話ししていると思っていただければ。
演奏は、人間さまが偉いのではなく、楽器の方に合わせて弾くものと再認識。できるだけ人間が介入しない方が良いのだろうなと思う。