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金曜日は午前中から楽器の撮影に出かける。楽器はオールドイタリーなど4本、弓がサルトリーやパジョーなど8本で至福のひととき(^^)。
オールドイタリーはかなり良いもの(値段にすれば3000万円程度だろうか)。弾かせて頂いたが、値段以上に良い音。この製作者はそれほど有名ではないけれども良い楽器を作る製作者と思う。割安感あり。
良い弓は持っただけで良し悪しが分かるもの。実際の重量とは関係なく、持ったときに重量感とスティックに筋が通った感じがするものが良い弓に思える。逆に、重さの焦点が定まらず、何となくピントがずれたようなぼやけたような感じのする弓は、あまり良いものではないようだ。カーボンでも、比較的安い弓でも同じ事が言える。
本日も少し賢くなりました(^^)。
金曜日の夕方は裏レッスン(臨時レッスン)。撮影から帰るのが遅くなり、ギリギリになってしまった。
まだ始めたばかりの方だが、とても熱心な方でどんどん上手になっていく。この方はとても楽しみ。また、楽器のことや、松脂や肩当てなど多く聞いて下さったので、写真集をご覧頂いたり、松脂をお試し頂いたりと体験して頂いた。
松脂で音は大きく変わる。その方はミランの松脂をお使いだったのだが、ギヨームをお試し頂いたら随分良い音になった。ベルナーデルはむしろ音が硬くなってしまった。わたしの方でも、こんなに変わるものかと勉強になった。
何をやっても音は変わるし、多くの要素の積み重ねの上で音が成り立っているのだなと。