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午後にレッスン(都合が合うときであれば、土日水曜以外もご要望に応じてレッスンをやっているのです)。「手の都合は忘れて、頭の中の音を優先させては?」とお話したら、途端に良い音・良い音程になった。
わたし自身も「音楽は手でするものじゃないよ、耳でするものだよ」と先生にしばしば指摘されるが本当にそう思う。「音楽は"心"でやるものだ」といった精神主義ではないが、頭の中で音楽が鳴っていなければ空虚な音になってしまう。
技術練習だけをしても上手にはならない。手の都合は忘れることができるのが最善。多くの名演奏家が同音異句に言うが、本当にその通りと思う。
現在Amazonには在庫がないようだが、名盤と思う。ヘッツェルはウィーンフィルの元コンサートマスターで、ソロの録音はそれほど多くない。このCDはヒステリックな音でもなく、変わった効果をねらったものでもなく、どちらかと言えば地味な演奏。いかにもヨーロッパといえばヨーロッパ的な演奏。
でも、数あるブラームスのソナタのCDの中で、最もお気に入りのもののひとつ。こんな演奏ができれば。